約 1,392,097 件
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/7350.html
登録日:2011/05/15 (日) 11 59 04 更新日:2023/10/04 Wed 19 15 00NEW! 所要時間:約 6 分で読めます ▽タグ一覧 アニヲタ神様シリーズ ギリシア神話 ギリシャ神話 元祖 全ての元凶 全ての始まり 全ての頂点 創世記 起源にして頂点 原初神とは、ギリシャ神話における神の系譜の中でも、最も古い位置にいる神々である。 ギリシャ神話に登場する神々の原点とも言える存在で、世界の始まりから存在したと言われる。 有名なクロノスらティターン十二神、ゼウスらオリュンポス十二神の親や祖父母に当たる神でもある。 特に「闇」「天空」「大地」といった普遍的な物の神格化である事が多い。 ■カオス 厳密な意味での原初神。あるいは、原初神の中でも最初に生まれたとされる神。 「混沌」と訳されることが多いが、原義を訳せば「大きく口を開けた」「裂け目」「虚空」のようになる。 事物が存在し始めるにはそれらの存在を確保できる場が必要であり、その場である「世界」や「宇宙」と呼ばれる全てをカオスが作り出し、 そこに他の原初神が存在を現したと言われている。 何かをするという訳ではなく、ただ存在することこそが最大の権能である。 よく分からんという人はPCに例えると分かりやすい。 世界がOS、人や神々などの様々な存在がアプリケーションやファイルとすると、カオスはハードディスクである。 つまり、カオスがまかり間違って死亡しようものなら、その下にいる全ての存在は権能とか能力ガン無視で消滅する。 ■ガイア 原初神の一神。ご存知ギリシャ神話の大地の女神で、クロノスらティターン十二神の母親。 つまりゼウスやハデスのおばあちゃん。聖書におけるノア。 ■タルタロス 原初神の一神で、神格化された冥府・奈落そのもの。あのパーティー荒らしで有名なテュポン大先生のお父さん。 ハデスが支配する冥界の更に下に存在し、天と地の間の距離と同じだけ、大地から更に低い所にあると言われている。 タルタリヤの父 なるほど……分からん 神々ですら忌み嫌う空間で、ヘカトンケイルやキュクロプス、クロノスやティターン神族、怪物テュポンなど様々な神、怪物が幽閉された事がある。 ■エロス 原初神の一神で、恋心と性愛を司る神。健全な男子諸君からは切っても切れない縁にある。 後に軍神(笑)アレスと美の女神アフロディーテの叔父とされるようになった。 ……何で? 原初神の中でも崇高で偉大で、どの神よりも卓越した力を持つ神だった。ローマ神話ではキューピッドと呼ばれる。 エロスの矢には愛情を操る力があり、黄金の矢で射られた者は恋の病にかかり、鉛の矢で射られた者は恋を嫌悪する。 この力は自分を含めた神にすら効く。この力は、限定的とはいえ神の心を操れる唯一無二の力である。 代表的な話に、アポロンに黄金の矢、ダプネーに鉛の矢をそれぞれ撃ち、 ダプネーのストーカーになったアポロンにダプネーが追い詰められ、逃げ場がなくなった時、貞操の危機を感じたダプネーが月桂樹になったという話がある。 また、ハデスのペルセポネ誘拐劇もエロスの矢に射たれたから、という説もある。 ちなみにこの一連の騒動、エロス本人は遊び心や馬鹿にされた報復でやってる。 原初神にしては単純と言うべきか、原初的≒原始的≒単純と言うべきか。 かつてはゼウスを凌駕する最強の神とされることもあったとか。 ■エレボス 原初神の一神で、神格化された幽冥。ニュクス同様、カオスから生まれた神。 地下世界、暗黒の神だが、よくタルタロスと間違われる。 妹のニュクスとの間に、天空神アイテール、昼の女神ヘメラ、冥府の渡し守カロンを儲ける。 流石ギリシャ神話、原初神から近親相姦万々歳である。 また、ガイア、ウラノスより先に近親相姦した神で、近親相姦の原初神でもあり、喜ぶべきか喜ばざるべきかその血は色濃く後世に受け継がれている。 また、息子のアイテールとは表裏一体の存在。 ■ニュクス 原初神の一神で、神格化された夜。夫のエレボスは共にカオスから生まれた姉妹。 娘のヘメラとは表裏一体の存在。 エレボスとの子の他に単独で、 忌まわしき神モロス 死の運命を司る神ケール 死の神タナトス 眠りの神ヒュプノス 夢の神オネイロス 非難の神モモス 苦悩の神オイジュス 義の神ネメシス 欺瞞の神アパテー 愛欲の神ピロテース 老年の神ゲーラス 争いの神エリス 迷走と破滅の神アーテー などを生んでいる。 宇宙始原神、 別説では天照大神と同一しされている また、別伝では運命の三女神モイライも産んでいる。 パパスやヌワスは産んでいない。 ■ヘメラ 原初神の一神で、神格化された昼。エレボスとニュクスの娘で、アイテールとは兄妹。 母ニュクスとは表裏一体の存在で、同じ家に住んでいる。 ニュクスが夜をもたらしている間、ヘメラはお留守番。ヘメラが昼をもたらしている間、ニュクスはお留守番と交代制で働いている。 ■アイテール 原初神の一神で、神格化された光り輝く清澄な大気。ヘメラとは兄妹。 アニヲタ的には様々な作品で頻出する「エーテル」の由来。 このwikiを見ている人ならお世話になっている人も多いであろう 「イーサネット」の「イーサ」もアイテールの英語読みが由来。 ■ウラノス 原初神の一神で、神格化された天空。ガイアが1人で産んだ息子あり夫でもある。 最初の世界の支配者となった。 晴天や青空も兼ねた神だが、本来は夜空のような暗い天が神格化されたものであり、星を散りばめたマントを纏っている。 ウラノスがガイアと交わることで世界の秩序を表す神々が生まれていくことになる。 アニヲタ的には『強殖装甲ガイバー』に登場する組織「降臨者(ウラヌス)」の名に使われ、神話になぞらえて息子クロノスや孫ゼウスも組織名に使われている。 ■ポントス 原初神の一神で、神格化された海洋。ガイアが1人で産んだ息子。 ウラヌスがクロノスにアレを切り落とされた後、代わりにガイアと交わり、神々を作ったりもした。 紛らわしいがポセイドンは「海を支配する神」であり、ポントスは「海そのもの」である。 ■クロノス 原初神の一神で、神格化された時間。綴りは Chronos 。同じ時の神に神格化された時刻「カイロス」がいる。 クロノスは過去から未来へと流れる様な一定速度・一定方向に機械的に流れる時間を司り、カイロスは一瞬の時間や人間の主観的な時間を司る。 ゼウスらの父親である農耕神クロノス Kronos とは元々は別の神だが、しばしば同一視されてきた。 これは農耕神 Kronos の語源が「完成する」、すなわち「万物を達成し、終極に導く」という意味だったためと言われる。 (なお、日本でも現代にいたるまで時の神「年神」と作物の神「稲神」とが混同されているが、 これは「季節という時間」によって「季節の恵み」がもたらされることに繋がっている) 元々は川の神という説もある。 「ナノーネ」とか言ったりしない。 追記、修正はカオスから産まれてからお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] エレボス「原典でもマイナーだからか某ギリシャ神話モチーフの世界の架空の神々でまんま役割はハデスな神格に名を借りられたでござるの巻」 -- 名無しさん (2013-11-05 01 55 09) 中二病注意報?どこがやねん。高二病か? -- 名無しさん (2013-11-05 02 06 39) 仮にも神話なんだから、こういうのを中二病とは言わんような?なんでも中二中二というのはどうか -- 名無しさん (2014-07-13 22 15 36) まあ神、もしくはその生まれ変わりを名乗り始めたら厨二とか以上にコワイが。 -- 名無しさん (2014-08-28 12 25 08) 神学とか宗教とか以外でこれらに興味を持つ人は厨二患ってる可能性高いってことで厨二注意ってことじゃないですかね。……うっ…頭が…! -- 名無しさん (2014-12-13 01 12 17) 上記何柱かはP3で関わっているな -- 名無しさん (2014-12-13 08 13 20) ギリシャ神話のエロスと同じく、インド神話のカーマも元は宇宙の根本原理扱いだったな。 -- 名無しさん (2015-04-03 18 18 59) ↑6あたり 中二病注意報は、この記事が中二病なんじゃなくてこういうことを知ると中二病のきっかけになるかもってことじゃない? -- 名無しさん (2015-04-03 18 32 46) 暗黒の神ということは、エレボスって影そのものを神格化した存在なんじゃないかな。どうもギリシャ神話にはそういった類の神が他にいないみたいだし。…やった!これでタルタロスとの差別化を図れるぞー! -- 名無しさん (2020-02-20 23 42 42) 原初神から近親相姦万々歳、ってギリシャ神話神話に限らず最初とその次の世代は親兄弟しかいないんだから人でも神でも近親相姦しか出来ない。 -- 名無しさん (2020-07-02 11 44 27) ニュクスがもし産んだ子供の分の権能が使えるとしたら相当強いよね -- 名無しさん (2020-12-28 22 55 21) ↑ほぼ反則みたいな強さになるんじゃないですかね。 さすがの全能神も分が悪すぎる -- 名無しさん (2021-12-07 18 19 54) エロス様そんなに強いのか -- 名無しさん (2022-04-01 17 06 56) 原初の神々ほとんど知らなかったから助かる。 -- 名無しさん (2022-07-25 20 24 06) 原初神、意外と多いな -- 名無しさん (2022-07-25 20 45 39) なるほど海そのものの神とそれを支配地にする神とかで別れてるのね。 -- 名無しさん (2023-10-04 19 15 00) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/52915.html
登録日:2022/12/30 Fri 21 25 00 更新日:2023/07/12 Wed 20 23 06NEW! 所要時間:約 3 分で読めます ▽タグ一覧 アルカディア地方 アルゴス ギリシャ神話 クジャク 不眠 寝ずの番 巨人 悲劇のヒーロー 番人 百目 目玉 英雄 西洋妖怪 豪傑 アルゴス(英:argos)とはギリシャ神話に登場する巨人である。 また、アルゴナウタイ(*1)の乗る船を作った船大工及びそれに由来する都市の名前でもある。 巨人のアルゴスの方がよく知られているため、当項目では巨人のアルゴスについて解説する。 ▽目次 概要 活躍 最期 創作では 余談 概要 ギリシャ神話にはティターン神族やギガス、アンタイオスなどと言った多種多様な巨人が登場するが、 彼の場合は「全身に目玉が存在する」という他に類を見ないかなりグロテスクな姿である。 またこのことから目を交代交代で眠らせることで後述するイレギュラーな事態を除いて完全に眠ることがなく、全く隙がなかったと言われている。 伝承によればテュポーンの妻にして怪物たちの母であるエキドナや、アルカディア地方で暴れていた牛の魔物を退治したという。 異説として目玉だらけではなく「複数の頭部があった」「顔にある目のほかに背中にも目」更には「顔に4つの目があった」とも言われているが、交互に眠らせていたという意味ではどれも同じである。 活躍 テュポーン亡き後ペルポネーソスという土地で暴れていたエキドナを討ち取るという衝撃的なデビューを果たす。 次いでアルカディア地方で暴れていた雄牛の魔物を討ち取るという武勇を経て神々の配下となる。 そんな彼が本格的に活躍するのが全能の神ゼウスとイオの一件である。 性懲りもなく妻であるヘラを祀る神殿に仕えていたイオという名の美女にゼウスは手を出す。 当然ながら己を祀る神殿に仕える女性に手を出され、 カンカンになったヘラが来た為イオを牝牛に変えて誤魔化そうとする(*2)のだが… ゼウス「違う!これはただの牝牛で…」 ヘラ「ただの牝牛ですか…では私がもらっていいのですね? た・だ・の・牛なのですから。」 ゼウス「あっ…」 ヘラ「ついでに貴方が馬鹿な真似をせぬように見張りもつけておきます。頼みましたよ、アルゴス。」 アルゴス「了解、牝牛が逃げ出さぬよう、そしてゼウスが取り返しに来ぬよう見張ります。」 お約束通りヘラにはお見通しであり、牝牛という名のイオを没収・監禁された上に 見張りとしてアルゴスを呼び出し、取り返せないようにしてしまう。 ゼウス「ワシも取り返したいんじゃが奴は眠らないからのぉ…どうしたものか…」 ?「お困りのようですね?」 さしものゼウスも寝ずの番人アルゴスを相手にしては何もできず、ほとほと困り果ててしまったのだがそこにある神が名乗りを上げた。 ギリシャ神話のトリックスター・ヘルメス(ゼウスの庶子)である。 ヘルメス「私の魔法の笛をもってすればアルゴスなど敵ではありません。」 ゼウスもヘルメスが魔法の笛を持っていることを知っており、彼ならそれができると踏んで依頼したのである。 最期 アルゴス「なんだ貴様?」 ヘルメス「怪しいものではございません。通りすがりの吟遊詩人でございます。」 と旅人のような恰好をしたヘルメスは魔法の笛を奏で始め、 アルゴス「なんだ?段々眠くなって…zzz」 不覚というべきか、ヘルメスの奏でる魔笛ですべての目を 眠らされてしまい完全に眠りについてしまう。 そして ヘルメス「隙あり!」 と言わんばかりに隠し持っていたハルパーを一閃。哀れアルゴスは眠ったまま首を刎ねられて殺害され、イオも取り返されてしまったのである。 イオに関してはその後も逸話があるのだがここでは省略する。 忠臣であるアルゴスが不覚を取った上に討ち取られてしまった為、 ヘラはその死を悲しみ、ある鳥の羽にその目玉を移植した。 この鳥こそが後のクジャクであり、特にオスのクジャクの目玉のような模様の尾羽の起源となったという。 異説としてはアルゴスが討ち取られ、不機嫌になったヘラにゼウスが彼の目玉を移植した鳥を送ったがそれがクジャクだとも。 どちらにせよアルゴスが死亡してからクジャクという鳥が誕生したという意味では共通している。 創作では 全身目玉だらけというグロテスクな姿故か、キャラクターとしてはあまり創作作品には登場しない。 『仮面ライダーウィザード』 ファントムの一人としてアルゴスがおり、全身に目玉が存在しているという原点の彼の姿を踏襲したデザインとなっている。 『劇場版 仮面ライダーゴースト 100の眼魂とゴースト運命の瞬間』 名前は上述したファントムと同じ「アルゴス」だが、こちらは普段から全身目玉だらけではないものの、 変身形態であるエクストリーマーが「尾羽上のパーカー部分に無数の目玉を有している」というこれまた原典における姿を踏襲したデザインとなっており、 更に死後に目玉を移植された鳥とされるクジャクの要素も持ち合わせている。 個別項目も参照。 『恐竜戦隊ジュウレンジャー』 ドーラモンスターの一体として、ドーラアルゴスが登場。 デジモンシリーズ 『デジモンセイバーズ THE MOVIE 究極パワー!バーストモード発動!』より、アルゴモン系統が登場。 名前の由来はアルゴリズムからだが、目の意匠が強調されていることから、こちらもモチーフになっていると思われる。 余談 彼の登場したギリシャ神話には冥府の番犬として有名なケルベロスがおり、 討ち取られたか否かの違いこそあれど、音楽で眠らされて不覚を取ってしまうという意味で似通っている。 彼を討ち取ったヘルメスの数ある異名の中にアルゲイポイテースというものがあるが、これは直訳すると文字通り「アルゴスを殺した者」という意味になる。 追記・修正はすべての目玉を眠らされないようにお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] ジュウレンジャーにも、ドーラアルゴスってやついたなぁ。 -- 名無しさん (2022-12-30 21 45 13) ジュウレンにもドーラアルゴスってのがいる。無数の目玉が集まって人型になっているという、気色悪いが原型をとどめている造形だった。 -- 名無しさん (2022-12-30 21 45 37) 仮面ライダーウィザードにもいるぞ! -- 名無しさん (2022-12-30 21 58 21) ニンジャスレイヤーにもアルゴス=サンがいましたね…沢山の目を持つかの如くネオサイタマの全てを監視するヤバイ級ハッカーニンジャな -- 名無しさん (2022-12-30 22 10 15) ここまで誰も痴情のもつれに巻き込まれて命を散らしたアルゴスに同情するコメントなしw。ギリシャ神話的には平常運転なエピソードだしな。 -- 名無しさん (2022-12-30 22 46 00) アルゴスの戦士は神話のアルゴスが元ネタだと思ってたが地名の方だったのか(ゲーム設定的には地名だろうけど) -- 名無しさん (2022-12-31 09 01 36) ↑2描写を見る限り邪悪な存在では無いのにも関わらず酷い扱い。見た目グロテスクなのも一因か? -- 名無しさん (2022-12-31 20 40 40) 彼も一応英雄豪傑でいいんだよね? -- 名無しさん (2023-01-01 00 58 41) この手の神話って実在の事件がモチーフになってたり当時の価値観が繁栄されるものだから -- 名無しさん (2023-01-01 01 37 34) 昔はこんなしょうもないお偉いさんの痴情のもつれで簡単に人が殺されてたんだろうなぁ… -- 名無しさん (2023-01-01 01 39 22) これアルゴスに全く非がないのがスゴい。 -- 名無しさん (2023-01-01 18 31 04) ハリポタのフィルチのファーストネームの由来(英語読みのアーガス)。生徒や学校の管理人にはうってつけ -- 名無しさん (2023-01-02 05 02 18) ジャレコ、NMKのアレ -- 名無しさん (2023-07-12 20 07 47) 眠らすだけで殺す必要はない気がする -- 名無しさん (2023-07-12 20 23 06) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/wioyohod/pages/25.html
ギリシア神話 (ギリシアしんわ) ギリシア語 ΜΥΘΟΛΟΓΊΑ ΕΛΛΗΝΙΚΉ 詩と詩人 ホメーロス イーリアス オデュッセイア ホメーロス風讃歌 ヘーシオドス 神統記(テオゴニアー) アイスキュロス ソポクレース エウリーピデース アポロドーロス ビブリオテーケー 神 オリュンポスの十二神 アテーナー アプロディーテー アポローン アルテミス アレース ゼウス デーメーテール ヘーパイストス ヘーラー ヘルメース ポセイドーン ヘスティアー 他 ディオニューソス ハーデース ペルセポネー
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/29191.html
登録日:2014/7/16 (水) 19 43 00 更新日:2023/01/13 Fri 02 08 57NEW! 所要時間:約 2 分で読めます ▽タグ一覧 アニヲタ悪魔シリーズ エキドナ オカン ギリシャ神話 テュポンの嫁 ビッチ ママン モンスター ヤリマン 多産 女神 好色 子沢山 神 美女 蛇女 近親相姦 邪神 エキドナとはギリシャ神話に登場する怪物である。 上半身は豊満な体つきの美女だが下半身は斑模様のある大蛇であり、メデューサとは違った意味で蛇女とも言える姿である。 親は諸説あるが旦那であるテュポン同様ガイアという説もあればケートーという説、カリロエーという説など複数の説がある。 概要 実のところ、彼女のエピソードは『そのヤリっぷり』と『多産』にあると言える。 まず、旦那のテュポンとの間にはケルベロス、オルトロス、ヒュドラ、ラドン(東宝怪獣じゃない方)、 エトン(プロメテウスの内臓啄んでたハゲワシ)、キマイラ等数えきれないほどの怪物たちを産んでおり、 さらにゼウス達との戦いで旦那であるテュポンがエトナ火山に封印されると、今度は息子であるオルトロスと交わり、 スフィンクス(メス。エジプトのとはちょっと違うらしい)、 ネメアの獅子(後にヘラクレスに絞め殺され、服にされる獅子座のライオン)を産んだ。 しかし、驚くのはまだ早い。 なんと、ヒュドラやネメアの獅子等愛する子供たちを散々殺してるヘラクレスとすらヤッたのである。 というのもこれはヘラクレスの馬を奪い、取り返しに来たヘラクレスに馬を返せと言われた際、 『返す代わりにアタシとヤりなさい!』と迫ったからである。母ちゃんマジパネエ。というかマジビッチ。 そして後の黒海地方沿岸の諸民族の始祖を産み落としたという。 その後の彼女は諸説あるがペルポネーソスで暴れた際にヘラの命令で出向いた百目の巨人アルゴスに撲殺されたとされている。 旦那であるテュポンがギリシャ神話最強にして怪物たちのパパなら嫁であるエキドナはギリシャ神話最多産にして、怪物たちのママなのだ。 なお、同じ蛇女としてラミアーが知られているがあちらが子供を主に食っているのに対し、 こちらは上半身だけを見せ、これに誘われてきた男を食っていた(本当の意味で)ようである。 創作におけるエキドナ モンスターとしてのエキドナは同じ蛇女であるラミアの上位互換として登場することが多い。 エロ要因としてのエキドナ ラミア同様下半身が蛇の蛇女だが差別化の為外見は若い娘として 描かれることの多いラミアに対してエキドナは大人の女性…即ち熟女として描かれることが多い。 余談 中世ではそのヤリっぷりから娼婦や尻軽な女…俗にいうビッチな女の事をエキドナに例える事もあった。 『クイーンズブレイド』の露出狂エルフや『超者ライディーン』の恋する悪魔もこれから名前やキャラが来てると断言していいだろう。 名前の意味は『蝮の女』を意味している。 ちなみにエキドナはハリモグラの英名でもある。 追記、修正はエキドナに誘惑されても平気な人がお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] メガテンとFF3の印象がある。 -- 名無しさん (2014-07-16 21 23 41) パズドラでお世話になってます -- 名無しさん (2014-07-16 21 25 42) だからナックルズの名字はエキドゥナなのか -- 名無しさん (2014-07-16 21 44 01) パズドラの威嚇は何がネタなんだろうな、 -- 名無しさん (2014-07-16 22 13 58) カルキノスとヒドラって親戚だったんだw -- 名無しさん (2014-07-16 22 44 05) D社のヘラクレスに出てくるエキドナはかなりのブサイク -- 名無しさん (2014-07-16 23 34 56) ケートーもカリロエーも海に関わる神格だな。元は大地母神なのに海とかかわるとはこれいかに -- (2014-07-17 01 43 30) DMC4のエキドナさんが子沢山で優しいお母さんだったのもこれが由来か -- 名無しさん (2014-07-17 08 33 40) ソードワールドRPGリプレイの、ぺらぺらーずのラスボスもエキドナ。人やらモンスターやら食べて(色々な意味で)、合成モンスターを産む能力がある。 -- 名無しさん (2014-09-17 23 29 13) ↑3 記紀神話の天沼矛で海をかき混ぜて最初の大地を生み出す場面や、シュメール神話のティアマトが原初の海水に関連づけられるから、始原神が海(水)に端を発するのはそこまで変な設定じゃない -- 名無しさん (2015-10-23 23 51 15) 妻や子供達はやたら有名なのに何故か当の本人は「主神すら追い詰めた最強の魔神」という十分すぎるくらいの格もあるのになんか知名度低いテュポーン……。 -- 名無しさん (2018-04-18 23 05 59) 神話作った人のなかで怪物はこいつに産ませとけなノリがあったんだろうな。なので時系列を真面目に考えようとすると混乱する -- 名無しさん (2020-06-26 08 25 21) 英雄や勇者ではなく同じバケモノに退治されるという…… -- 名無しさん (2020-06-26 09 02 43) 最古のビッチであり最古の多産ママンか... -- 名無しさん (2020-07-26 11 02 00) ↑3プロメテウスの肝臓食い続けたハゲワシの母親なのはどう頑張っても無理あるよな。 -- 名無しさん (2021-03-08 02 06 30) リゼロのエキドナは…どうなんだろうな。 -- 名無しさん (2021-10-08 12 41 07) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/42063.html
登録日:2019/05/17 Fri 23 07 00 更新日:2023/01/13 Fri 18 02 15NEW! 所要時間:約 3 分で読めます ▽タグ一覧 アニヲタ神様シリーズ ウラヌス ウラノス ウラン ウーラノス ギリシャ神話 セーラーウラヌス 去勢 夜 夜空の神 天 天王はるか 天王星 天空神 宇宙 星 星ちりばめたる 祖父 神 銀河 閲覧注意 雨 ウラノス(英語 Ouranos古代ギリシャ語:Οὐρανός)とはギリシャ神話に登場する天空神である。 オリュンポス十二神以前の時代の神であり、大地母神ガイアの子にして夫。 第一世代の神々の末子にして世界の統治者。(*1) クロノスやオケアノスらティターン十二神やキュクロプス、ヘカトンケイル等の異形の巨人たちの父親でもある。 その名前はギリシャ語で、天を意味する言葉だというがさらに時代を遡ると雨を意味する言葉に行きつくという。 正式にはウーラノスなのだが日本においては伸ばさずにウラノスと呼ばれたり、ラテン語でウラヌスと呼ばれたりすることが多い。 また、天空といっても特に夜空の神であり、これは古代ギリシャでは宇宙に輝く星々の見える夜の天こそが本来の空の姿だと考えられていたため。 (対して、陽光は大気の中にあるものと考えられており昼は夜よりも下位に置かれていた。まあ、ある意味合ってるっちゃ合ってるが) ウラノスには「星ちりばめたる」という称号があり、単なる天空の神ではなく身中に銀河を収めた宇宙その物である大神と見なされていた。 また、この逸話から一説にはインド神話の神ヴァルナと同一の起源をもっているのではないかとする説も存在する。 概要 カオスより誕生したガイアが初期に生み出した神の一柱で先述したように天空を司っており、 生み出されると同時に夫となり、互いが交わることでティターン12神、キュクロプス、ヘカトンケイルらを儲けた…のだが キュクロプスやヘカトンケイルの醜い姿に恐れを成したウラノスはあろうことか彼らを冥界タルタロスに押し込んで幽閉するという凶行に出る。 これに怒ったガイアは子供たちにウラノスを罰するように唆し、賛同したクロノスはアダマスの鎌を持ち、寝床へ隠れた。 読み通り寝床へガイアと交わるために来たウラノスを待ってましたと言わんばかりに隠れていたクロノスは 手に持っていたアダマスの鎌でウラノスの男根を切断し、海へ投げ捨てた。 この時飛び散った血がガイアに掛かり、エリニュスやメリアス、半身半蛇の巨人族であるギガスを身ごもったともいわれている。 そして捨てられた男根(もしくは精液)からは愛の女神アフロディテが誕生している。なんでやねん。 こうして権威を失ったウラノスは息子であるクロノスに譲ることとなったと言われている。 ちなみにその後のウラノスがどうなったかに関しては諸説あり、アダマスの鎌で 男根どころか肉体をバラバラに切り刻まれて体を世界各地に放逐されたとも、 地の果てへ追放された、或いは幽閉されたとも言われており定かではない。 子供たち ウラノスはギリシャ神話の主神格ではめずらしく、ガイア以外に妻として迎え子をなした女神・女性は基本的にいない。 ガイアとの間には以下の ティターン十二神(オケアノス、コイオス、クレイオス、イアペトス、ヒュペリオン、テイア、レア、テミス、ムネモシュネ、ポイベ、テテュス、クロノス) キュクロプス三兄弟(アルゲス、ステロペス、ブロンテス) ヘカトンケイル三兄弟(コットス、ブリアレオス、ギュゲス) を儲けているがそのうちキュクロプスとヘカトンケイルはティターン12神とは違い、 それぞれ単眼、多頭百手と醜い姿であったため先述のようにタルタロスへ封印されてしまった。 あとはティターン十二神の十三番目の神として数えられることもある天空の女神ディオネや、エトナ火山の女神アイトナも二人の娘とされている。 あと子供と言えるかどうかは微妙だが、上記の通り彼の血を受け止めた大地(ガイア)から復讐の女神エリュニス三姉妹(メガイラ、ティシポネ、アレクト)、トネリコの木の妖精(ニンフ)メリアス、 オリュンポス十二神らと宇宙の覇権をかけて戦うことになる巨人族ギガスが生じている。 あとは幼いゼウスを守った勇猛な戦士たちクレテスもこの時生じたという。 例外が前述のアフロディテであり、ウラノスの男根と海… すなわち原初の海の女神タラッサの娘であるとされる。 他神話との関連 ローマ神話のカエルスと同一視される。 ウラノスの逸話はほかの神話と類似・関連するものもあり、例えば母神とその息子が夫婦となるという逸話はバビロニア神話のキングーに、 息子に男根を切り落とされ、権威を失うという逸話はウガリット神話のイルに、 そしてバラバラにされながらも復活するものの男根を失ったという点はエジプト神話のオシリスに似たものがある。 その為、各地の神話はそれぞれつながっているという説があるのだという。 ウラノスの名に由来するもの 天王星 太陽系第7惑星にはウラノスの名が冠されている。 日本でよく知られる「天王星」は、ウラノスが天空神であることに因んで中国で訳された名である。 当初、1781年に天王星を発見したイギリスの天文学者ウィリアム・ハーシェル(*2)は、当時のイギリス国王であるジョージ3世を讃えて「ジョージ星」、つまり「英王星」という名を付けた。(*3) しかし、そんなナショナリズム全開な名はイギリス以外の国々(*4)ではまったく普及せず、発見者の名に因んで「ハーシェル星」など様々な名がヨーロッパ各地で提案された。 最終的にドイツの天文学者ヨハン・ボーデが、土星の名がギリシャ神話のクロノスと同一視されているローマ神話のサターンから採られていることに着想を得て、土星のさらに外側を公転している天王星にクロノスの父である「ウラノス」の名を付けることを提案し、それが受け入れられて一般に普及した。 …何かおかしいとは思わなかっただろうか?。 着想元の土星はローマ神話名なのに天王星だけギリシャ神話名なのである。 土星に限らず、地球(*5)を除く太陽系の全ての惑星の名はローマ神話の神名から採られており、それは天王星の後に発見された海王星(ネプチューン)(*6)も冥王星(*7)(プルートゥ)(*8)も同様である。 これはウラヌスに対応するローマ神話の神「カエルス」の名が、当時のヨーロッパではあまりにもドマイナーだったので周知されていなかったことが理由らしい。 ということで天王星は、現在太陽系を周る惑星の中で、唯一ギリシャ神話の神の名を冠する惑星となっている。 ウラン 原子番号92の元素。放射性物質として知られる。 発見者であるドイツの化学者マルティン・ハインリヒ・クラプロートによって名付けられた。 ただし、ウランの名自体は同時期(*9)に発見された天王星に因んだものであり、神話のウラノスとは直接の関係は無かったりする。 登場作品 比較的知られた神ではあるものの、妻であるガイアや息子のクロノスに比べて少ないのが現状か。 漫画 マーズ「ウラヌス」 六神体第1号。操縦者そっくり(後のカワラザキ)の顔をした生首。冷気と重力を操る。 他に「ウラエウス」という紛らわしい名前の六神体がいる。 美少女戦士セーラームーン 上記の天王星が由来のセーラーウラヌスが登場する。 ONE PIECE「ウラヌス」 世界三大古代兵器の一つだが、詳細不明。残るはプルトンとポセイドン。 Zマジンガー「ウラノス」 オリュンポスに陣取る機械神の首魁として登場。 ただし本編のラスボスは機械神ハデス(とケルベロス)が務める為、出番はちょっとだけ。 アニメ 六神合体ゴッドマーズ「ウラヌス」 ゴッドマーズの右腕となる六神体。上記とは全く異なる姿のかっこいいロボット。 真マジンガー 衝撃! Z編「ウラヌス」 CV 飯塚昭三 神話世界の支配者。上記「Zマジンガー」のウラノスがモデルだが顔は描かれていない。地球人側に付いたゼウスに対し怒りを露にする。 ゲーム パズル ドラゴンズ 「盤面を3色+回復ドロップに変え、追加効果として進化前は属性吸収無効、 覚醒進化後はドロップが落ちてこない」スキルと「7コンボ以上で自身の攻撃力が8倍になる」覚醒スキルを持つ。 息子のクロノスと属性が違うだけでほぼ同じ性能である。 ドラゴンシャドウスペル「ウラノス」 遺跡に眠る古代の叡智「方程式(マトリクス)」を回収する組織としては最大の存在。 あらゆる願いの具現化を可能とする「至高の叡智(アニマムンディ)」を狙っており、主人公一行と対立する。 追記・修正はアレを切り落とされてからお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 追記・修正の条件が厳しすぎるw -- 名無しさん (2019-05-18 07 49 31) 闘神伝のボスだかにウラヌスって居たよな -- 名無しさん (2019-05-18 14 06 22) 男根と海…言われてみればアレとアレをアレする儀式の隠喩か -- 名無しさん (2019-05-20 15 33 22) 名前借りてるだけで神話的関係性は皆無だけどDQ11にもウラノスがいるね -- 名無しさん (2020-04-01 01 30 40) ウラノスは原初神であり天空そのものなので、クロノスに斬られた後特にどこかに行ったというわけではなく、ただ大地とのつながり(男根)を断たれて地上の創造に介入しなくなっただけで頭上に天として拡がり存在し続けている、んじゃないのか? -- 名無しさん (2021-01-24 21 50 24) 天空の神格ということは知ってたけど、正確には夜空の神様なのね。勉強になります。 -- 名無しさん (2022-02-23 17 02 10) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/35384.html
登録日:2016/10/28 Fri 08 03 46 更新日:2023/06/11 Sun 14 30 22NEW! 所要時間:約 6 分で読めます ▽タグ一覧 ギリシャ神話 コレー ハデス ハデスの嫁 プロセルピナ ペルセポネ ヨモツヘグイ 三相女神 乙女 冥っ子 冥府 冥府の女王 冥界 四季 地母神 娘 柘榴 死と再生 水仙 ■ペルセポネ 「ペルセポネ」は、ギリシャ神話に登場する女神。 冥府の女王として知られている。 象徴は水仙、柘榴、蝙蝠。 一般的には主神ゼウスと大地母神デメテルの娘だが、ギリシャ神話が確立する以前の神話ではポセイドンとデメテルの娘ともされていた。 「コレー(乙女)」という名前で呼ばれることもあり、冥府の女王として冥府にいる時の彼女を「ペルセポネ」、地上に戻っている時の彼女を「コレー」とそれぞれ呼ぶという説明も残る。 なおローマ神話では「プロセルピナ」と呼ばれ、春をもたらす農耕の女神として扱われている。 「ゼウスの娘の中で最も高貴」とまでゼウス自身に評される程に強大で有力な神性ではあるが、夫のハデスと同様に、死を忌避する古代宗教の観点からかオリュンポス十二神には数えられていない。 反面、母のデメテルと共に女神の死と再生に纏わる「エリウシス密儀」の主神としても知られており、 古代オリエントから伝播したと考えられる大地の女神の暗黒面を示す神性の一側面であると分析されている。 ※「エリウシス密儀」等の詳細に関しては“デメテル”の項目を参照。 【出自】 前述の様に父神はゼウス、母神はデメテル。 ギリシャ神話では色々と神話を纏めたり、面白おかしく信仰上の縁起が脚色されたりした結果、 デメテルがゼウスの姉とされているために姉弟相姦で生まれた娘となってしまっている。 ……一応解説すると、これはギリシャ神話が統一の後に大神ゼウスを中心に神系譜が再構築されていった事実を示しており、 ギリシャの支配に伴い迎え入れられた新たなる秩序(ゼウス)の下にアッティカの有力な氏神であったデメテルが組み入れられた事を意味している。 現在知られているギリシャの信仰の基本となっている「神統記」あたりだと“伏床に入り”と、女神との聖婚を伝える慎ましい描写となっているが、 後の下世話な脚色をされたギリシャ神話だと、姉(妹)の豊満な肢体に欲情したゼウスにレ○プされた事にされた。 ゼ「なんでや!?」 なお、ペルセポネはデメテルの娘とされているが、神話研究の場では“同じ女神の別の名前”とも考えられている。 これは、ギリシャではデメテルに至る古代オリエントから続く大地母神の神話の系譜がペルセポネにも見られるためで、この事からデメテル信仰から零れ落ちた属性が娘神のペルセポネとして分けられたと推察できるからである。 「神統記」以後のギリシャ神話成立以前の古代ギリシャの神話では、ポセイドンとデメテルの娘であるデスポイナとも同一視されていたが、これも上記と同じ理由で以前にはポセイドンが同地の主神の地位にある神だったから。 つまり、ギリシャ神話に於けるポセイドンはゼウスの支配の確立に伴い多くの属性を奪われた“閑な神”(*1)だったと言える。 天界のNo.2とされつつも妙に海皇様がdisられている印象があるのも、そんなところから来ているのかもしれない。 因みに、ポセイドンにもデメテルを○イプしたとされる神話がある。しかもお互いに馬に化けた状態で。 その辺の神話についても当人達の項目にどうぞ。 【ペルセポネ神話】 ペルセポネに纏わる神話として特に有名なのが、ギリシャに於ける四季の誕生と絡めて伝えられる、冥府の王ハデスとの婚姻の神話である。 例のごとく、神話によって面白おかしく脚色されてしまっているが大筋は以下の通り。 ある日の事、ゼウスは弟である冥府の王ハデスからコレー(ペルセポネ)を見初めたので花嫁として戴きたい、との相談を受ける。(*2) 建前上は三界の統治を分けあったとはいえ、特に貧乏クジを引かされてしまったといえる兄弟神の相談を受け、 ゼウスは母親であるデメテルに婚姻を赦して貰えるかどうか伺いを立てにいく……が、娘絶対溺愛するウーマンたる彼女には素気無く断られてしまう。 血肉を分けあった肉親同士の子供を叔父が欲しがっている異常を止めようとした訳ではなく、 単に娘と別れるのを嫌がったからとか、ハデスが暗い冥府の神だったから……と語られる場合が多い。 デメテルに断られて困ったゼウスは、コレーが母親から離れたところをハデスに拐わせるという一計を案じる。 なお、誘拐はゼウスの提案という説もあれば、痺れを切らしたハデスが独断で行ったとする説もあるが、 後述のように天の理であるゼウスが略奪を認めてしまっているので、どちらにせよ同罪である。 そして、決行の日。 ニンフ達と共に花摘に出掛けていたコレーは、一際美しい水仙の花を見つけて近寄ったが、これこそが冥府の王の罠だった。 突如として黒い馬(黄金の戦車とも)に乗り大地を割って出現したハデスは、そのままコレーを拐って冥府へと連れ去ってしまったのだ。 さて、一瞬のうちに姿が見えなくなったコレーの行方をデメテルは聞いて回るが、余りに一瞬すぎて誰も目撃していなかった。 彼女は次に月と暗闇の女神ヘカテーを頼り、その松明を手に暗闇の片隅まで探すが、娘の行方は杳として掴めなかった。 このまま完全犯罪成立か……と思われていた所に、ヘカテーは「かくなる上は太陽神ヘリオスに訊ねましょう」と助言する。 はたせるかな本物の太陽神ヘリオスは白昼堂々行われた誘拐劇を目の当たりにしており、デメテルの詰問に応じて見たままのことを伝えた。 ハデスが娘を拐った事を知ったデメテルは、日(ヘリオス)と月(ヘカテー)を伴いゼウスに抗議に行く。 これに関しては、誘拐がゼウスの差し金だと看破していた説の他にも、ヘリオスに告げ口された説、当のハデス以外には冥府に力が届く神が最高神くらいしかいないため、直々に罰を与えてもらおうとした説などなどがある。 しかし、前述の様にゼウスはこれを却下したばかりか、「冥府の王たるハデスなら夫として不足はあるまい?」として開き直り懐柔にかかる。 これにショックを受けたデメテルはゼウスの決定を覆せないならと、腹いせに大地の女神としての仕事を放棄してオリュンポスから去ってしまう。 彼女が消えた事により、光は届かなくなり、水が弱まり、生気が枯れた大地からは実りも消えてしまう。 流石に焦ったゼウスは、いつもの様に伝令にヘルメスを立てると、地の果てで老婆に姿を変えて隠遁していたデメテルの説得にかかるが、 彼女は「娘を戻さなければ人間なんかどうなってもいい」とまで言うではないか。 人間からの貢ぎ物が無ければ神も困る、と云うことで、ゼウスは今度はヘルメスを冥府に送り、ハデスに事情を話してコレーを戻すように命じる。 そもそもゼウスの提案でコレーを誘拐したのに今更地上に戻せ、とは矛盾もここに極まれりというほかない。 だが、さしものハデスも最高神の決定は覆せないため、渋々その命令に従うしかなかった。 しかし、ここで彼は一計を案じ、コレーに地上に帰る前に冥府の果物である柘榴を一口でも食べていくように薦める。 これまで丁重にもてなされつつも、そもそも望んで冥府に来たわけではないこともあって頑なにハデスの誘いを断っていたコレーだが、地上に戻して貰えるという気の緩みや空腹もあってか、柘榴を一かじりしてしまった(*3)。 だが、冥府の食べ物を口にしてしまった者は、その分だけ冥府の住人になってしまう。(*4) 地上に戻った娘を喜んで迎えにいったデメテルだが、そこで娘が柘榴を4粒(*5)食べていた事を知る。 こうして、コレーは地上に戻ることはできたものの、柘榴の実を食べた分の期間だけは冥府に入り、その間はハデスの妃である「ペルセポネ」として過ごす事になってしまった。 そして、コレーが「ペルセポネ」となっている間は、デメテルは隠遁していた時のように豊穣の女神の仕事を投げ出して嘆き悲しむため、作物などは実らなくなり、これが“冬”の始まりとなった……という。(*6) ちなみに、拐われてからしばらくの間はハデスを拒絶していたペルセポネだが、婚姻を受け入れてからは仲の良い夫婦となり、 彼女の冥府の女王としての威厳を伝える神話や、後述のように夫に独占欲を見せる逸話も伝わっている。……神って。 ※余談だが、この時のデメテルが嘆き悲しむ様子を星座にしたのが乙女座。 なんでコレー(乙女)が居るのに母親の方、と思わないでもないが、母娘が元は一人の女神であると言われている事も関係しているのかもしれない。 【その他の神話】 ペルセポネに纏わる他の神話として有名なのが、ニンフのメントーに纏わる神話と悲劇の美少年アドニスに纏わる神話である。 メントーの悲劇に関してよく知られているのは、ハデスが地上に棲むニンフであるメントーに懸想して、 これに嫉妬したペルセポネがメントーを打ちのめした上に香草であるミントに変えてしまったという神話である。 ……一方、神話の順番が入れ替わっている場合もあり、元々は冥府を流れるコキュートスのニンフであるメントーこそがハデスの愛人で、そこに妻としてやって来たペルセポネをメントーが罵った事でペルセポネ、またはその母親であるデメテルの怒りを買い、ミントに変えられてしまったというパターンも伝えられる。 此方のパターンはデメテル母娘の悲劇性が薄れるためか、あまり採用されていない印象である。 ハ「そんなに僕を悪役にしたいのか……」 また、前述のように婚姻してからは夫となったハデスを慕っているペルセポネだが、珍しく浮気心を出した事もあり、 その相手がアフロディテと取り合った、アッシリア王女スミュルナが父王との不貞の末に生んだ美少年アドニスである。 アドニスに関してはアフロディテの項目に詳しい。 この神話では、二人の女神の美少年の所有を巡る争いを見かねたゼウスが仲裁に入り、一年の1/3ずつをペルセポネとアフロディテが分け、残りの1/3をアドニスの自由にさせる事を決定しているが、 嫉妬したハデス、またはアレスが大猪に化身してアドニスを襲い殺してしまったと云う。 この時にアドニスが流した血がアネモネの花になり、 嘆き悲しむアフロディテが溢した涙が薔薇を紅く染めて、薔薇は赤い花も咲かせるようになった……とも語られている。 何となくペルセポネ神話に似ているのも当然で、デメテル母娘の四季の神話と同様に、この神話も古代メソポタミアで誕生してギリシャにも伝わった“冥府下り”神話のパターンの一つと分析されているからである。 ちなみに、実はアフロディテもまたデメテル母娘と同じ起源を持つ女神と考えられている。 こうしたルーツが上記のアドニスに纏わる神話やセイレーンの異聞(*7)へと繋がったとも考えられる。 この他、冥府の女王としての仕事ぶりを伝える神話として、プシュケーやシーシュポスを冥府で助けた話や、ディオニュソスの母であるセメレを救い出した神話に於いて名前が登場する場合がある。 【余談】 項目の通り、ペルセポネとはこの女神の冥府による呼び名であるが名の意味には諸説がある。 冥府の女王らしく「光を破壊する者」や「破壊する者」。 それとは逆に「目も眩む光」とする記述もある。 追記・修正はヨモツヘグイしてからお願いします、 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 所詮ギリシアの女神か -- 名無しさん (2016-10-28 09 19 53) ハデスを尻に敷く話はないのか? -- 名無しさん (2016-10-28 10 44 43) ギリシャ女神の中では、ヘスティアさんに続き、常識神な印象......。アフロディテとかヘラさんがアレなせいなのもあって、相対的に見えるだけかもしれないけど。 -- 名無しさん (2016-10-28 10 59 55) 聖闘士星矢に出てきたら夫であるハーデスを盲信するだけの悪役女キャラとして出てきそうだ(パンドラがそれっぽいけど)。 -- 名無しさん (2016-10-28 17 20 26) pixivなどでは、箱入り乙女的な外見に書かれていることが多い。パズドラでは、巨乳で黒髪のお姉さんだったけど。 -- 名無しさん (2016-10-28 17 25 54) なんだかんだ冥府のナンバー2というポジション -- 名無しさん (2016-10-28 17 52 49) 結婚までのプロセスはギリシャ神話だけど、夫婦仲の良さを見る限り、幸せな結婚だったのかなと思う、ほかと比べて浮気しないし、真面目だし、愛妻家だし......。デメテル母ちゃんが拗ねてそうだけどさ。ヘラさんは無言になってそうだけどさ。 -- 名無しさん (2016-10-28 18 04 06) とりあえず、ハデスさん本当につくづく貧乏くじだよなぁ… -- 名無しさん (2016-10-28 20 06 33) ↑ペルセポネがハデスちゃん大好きになっても冬のせいで死者の数増えるっぽいから、折角会えたのに仕事増えるからなあ…まあ長兄の運命とも言えるかもしれない。ゼウスとポセイドンだと冥府収まらんし -- 名無しさん (2016-10-28 20 12 30) ↑ハデス夫妻は冥府が賑わうと嬉しいらしいからいいじゃない。 -- 名無しさん (2016-10-28 20 57 35) カンピオーネって作品だと春と冬を司り回復能力と猛吹雪、冥府落としが使えたりする -- 名無しさん (2016-10-28 22 30 04) ↑3 むしろ、アスクレピオスの医療の腕が高すぎてハデス「冥界に人が来なさすぎてヤバい」ってゼウスに相談してたレベルだし、仕事が増えるのはむしろ割と歓迎するんじゃないかな -- 名無しさん (2016-10-28 23 00 17) ↑実際生き物が一定のバランスで生まれて死なないとバランスが悪くなるよね、食糧事情とか高齢化社会とか。トロイア戦争も実は増えすぎた人間を減らすためにゼウスが計画した説もあるし -- 名無しさん (2016-10-29 00 03 41) メガテンだと美人だが真ん中からバックリ割れてる -- 名無しさん (2016-10-29 00 27 47) 近代の創作においては大抵は物憂げだったり物静かな少女~女性の姿で描かれる(ある意味悲劇のヒロインなので) ただし、場所によっては鉄拳女番長になったりする場合も -- 名無しさん (2016-10-30 23 01 40) 冬の間は冥界にいるって制度は傍から見ればひどいかもしれないけど、ペルセポネ自身からすれば大好きなお母さんと愛する夫といるだけだから何のデメリットもない制度なんだよな。ちなみにペルセポネという名前はハデスから贈られたもの -- (2016-11-12 21 41 55) ギリシャ神話解説漫画ではハデスに対してツンデレになってた -- 名無しさん (2016-11-12 22 08 46) アドニスのエピソード、ハデス主犯説採用すると死ぬと冥府来ちゃうからむしろ嫁のために殺したことになってしまうしなあ。そしてハデスは死を早める方にルールを捻じ曲げた事例はないと。やっぱ考えにくいわな。 -- 名無しさん (2020-05-30 22 18 04) 夫婦仲はいいが、冥界は死後の世界なのでどんなに夫婦仲がよくてもお盛んでも絶対に子どもは作れないという呪われた定めにある -- 名無しさん (2021-06-11 19 47 38) 冥府はヘルメス様以外はなかなか会いに行けないからデメテル様もあせったのだろう。 -- 名無しさん (2021-12-10 11 53 12) ゴッド・オブ・ウォーやアサシンクリードオデッセイなどの洋ゲーでは大人の事情に振り回され続けた憎しみと鬱憤から大暴走する英国王室みたいなキャラとして描かれている。 というか、「勝手に結婚させられたけど、旦那は良い人だしいっか」みたいな物分かりの良すぎる女性キャラとしての解釈はむしろ日本的で浮いてる。 -- 名無しさん (2022-10-28 06 43 52) ↑日本だと昔なら親が全部決めました結婚式で初めて相手の顔見ましたは珍しくなかったからね。でもギリシャ神話の女神と考えると気性が激しくてもおかしくないのか… -- 名無しさん (2022-10-28 07 05 51) 配偶者運はトップクラスにいい女神 -- 名無しさん (2022-11-18 03 44 06) ハデス様が見初められた女神なのでとても「イイ女」なんだろう。 -- 名無しさん (2022-12-07 21 12 40) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/38330.html
登録日:2017/11/26 Sun 02 24 00 更新日:2023/10/15 Sun 07 05 56NEW! 所要時間:約 15 分で読めます ▽タグ一覧 アニヲタ悪魔シリーズ アリスフィーズ ギリシャ神話 ショタコン ゼウス被害者の会 ヘラクレス ヘラ被害者の会 ミーア モンスター モンスター娘 ラミア 一ノ瀬志希 亜人種 人外 人外萌え 伝承 何故かなかなか立たなかった項目 半人半蛇 吸血鬼 夜魔 夢魔 大蛇 怪物 悪女 淫魔 異種姦 神話 蛇人間 蛇女 誘惑 魔物 ラミア(Lamia(*1))は、ギリシア神話に登場する女性、あるいはそれが変じた怪物のことである。 女の上半身に蛇の下半身を持ち、子供をさらって食べたり人の血を吸ったりするとされた。 半人半蛇のモンスター中もっとも著名なものの一体であり、現代のファンタジー文化では蛇人間の代表として扱われている。 【特徴】 ラミアは人名でもあるが、多くの人がラミアと聞いて思い浮かべるのはまず美しい蛇女だろう。 ここでは蛇人間の姿をしたラミアの特徴について解説する。 ○外見 ラミアは美しい人間の女性の上半身と大きな蛇の下半身を持つ魔物である。 後述の通り男を誘惑する性質上、醜悪なラミアというのはあまりいない。 またごく一部の例外を除き、蛇以外の下半身を持つラミアは存在しない。 また彼女らはかぎづめと牙くらいはあっても翼や角などといったいかにもモンスターらしいパーツはあまり備えておらず、 シンプルな女体と蛇の胴体の組み合わせが一般的である。 ○能力 半人半蛇であるラミアは、人間の能力と蛇の能力をあわせもち、さらに魔物としての力までも持っている。 まず彼女らは人間並みの知能を持ち、その両手で武器を操ることもできる。 ただし原典の伝承では、人の言葉はしゃべれないとされている。 ラミアはそれに加えて下半身はもちろん、女性の上半身にも蛇の力を宿している。 蛇の胴体は洞窟や湿地のような場所でも素早く音も無く動くことができ、さらに敵をしめあげる恐るべき武器にもなる。 また女性の上半身にも下半身と同等の膂力、さらには蛇の毒牙を有している。 そして彼女らは人のものでも蛇のものでもない、魔物としての力をもそなえている。 人の言葉を話せないかわりに美しい歌を歌ったり口笛を吹いたりして、その音色で人を魅了する。 さらに彼女らは人の夢にもぐりこむ夢魔としての力もあり、人に悪夢を見せたり眠っている相手の精力を吸い取ったりできるともいわれる。 ○性質 ラミアという魔物の性質・性格として真っ先にあげられるのは、人間特に男性を糧(かて)とするということだろう。 彼女らは子供をさらったり男を魅了したりして、彼らの血を吸ったり精力を奪ったりときにはその体をむさぼり食ったりさえしてしまうのだ。 そしてその手段として男たちを魅了し誘惑するのも彼女らの得意とするところである。 ラミアはその美しい容姿はもちろん前述の歌や口笛、さらには視線や魔術でもって男たちをとりこにし、餌食としてしまう。 しかし餌として襲うだけでなく、人と情を交わすこともできるのが彼女らの最大の特徴。 蛇や魔物の本能で子供をさらうたび食うたびに、人の心が疚(やま)しさにさいなまれてしまい、それらからの解放を強く望んだり 人間の男たちを餌食としてではなく伴侶として選びともに暮らして子をなすこともあるのだ。 【来歴】 ラミアはギリシャ神話に登場する怪物として広く知られている。 しかしギリシャ神話の成立以前からラミアは存在し、現在では神話の怪物ではなく人類種と近縁の存在として扱われることも多い。 ここではラミアの来歴を4期に分けて解説する。 ○ギリシャ神話以前のラミア ラミアは元来、スキタイ(*2)やリビアにおける女頭蛇身の愛と戦いの女神であった。 原型は古代バビロニアまでさかのぼり、風の魔王パズズの妻であるラマシュトゥの化身の一つとも言われる。 ラマシュトゥは創造主である天空神アヌの娘で、家畜の守護神であると同時に人に病をもたらす悪霊たちを統率する死と病の神でもあった。 彼女はみずから人を害することもあり、子供をさらったり妊婦の腹を引き裂き胎児を引きずり出したりし、その子らの血をすすったという。 これらの性質はその後の文明にも引き継がれ、ラミアは戦いなど血なまぐさい分野をつかさどる力強い女神となった。 かの大哲学者プラトンは戦女神アテナとラミアは起源を同一とすると記述している。 しかしラミアを信仰する文明が衰退すると、彼女は神性を奪われ邪悪な面のみを残されて、 子供をおびやかす吸血鬼・あるいは夢魔としてあつかわれるようになった。 そして「貪欲」を意味する言葉ラミュロス(*3)からとった名を与えられ、怪物ラミアとなったのである。 ○ギリシャ神話のラミア ギリシャ神話に登場する「ラミア」とは、ポセイドンの孫として産まれたリビアの王女である。 彼女はゼウスの寵愛を受けたためヘラの怒りをかい怪物に変えられたとされている。 あとギリシャ神話には彼女の他にも「ラミア」と呼ばれた、あるいはラミアに類似した半人半蛇の魔物がいくつか登場する。 この項目ではそれらについても説明する。 ●リビアの女王ラミア 海の神ポセイドンの息子ベーロスは、自身の母であるリビュエーとの間に娘をもうけた。(*4) この女性がのちにリビアの女王となったラミアである。 ラミアはその美しさからゼウスの目にとまり、彼と契りをかわして子供を産んだ。 しかしそのため彼女はゼウスの妻ヘラの怒りをかい、産まれてきた子供をすべて殺されてしまった。(*5) そしてその上狂気にとりつかれ子どもを喰らうようになり、その身も怪物と化してしまうのである。 この経緯については、以下のようにいくつか異なった伝承が存在する。 ラミアはさらにヘラによって「眠り」を奪われ悲しみから逃れられなくなった。子を失った悲しみにさいなまれつづけたラミアは子を持つ母らをねたみ、ついには子供をさらって殺すようになってしまった。ゼウスはラミアから目を外して光を奪い、さらにラミア自身の望みによって彼女を半人半蛇の怪物の姿へと変えた。幸せな他者に近づかれもせず見ずにも済むようになったラミアは、ようやく平穏な心を取り戻したのだという。 ラミアはヘラの怒りを受け、下半身を蛇に変えられてしまった。子を失った悲しみと蛇の貪欲さにより狂気にかられたラミアは、荒野に潜み旅人を襲って殺すようになった。このため人々は荒野の一人旅を避けるようになったという。 ヘラの呪いにより「自身が産み落とした子を喰らう」呪いをかけられ、そのあげく怪物に変じた。 子を失った悲しみのあまり蛇の怪物と化した。 リビアの女王であったころから人喰いであり、怪物として語り継がれるようになった。 いずれの場合でもラミアは人を、特に子供をさらって殺す怪物となり、世の人々に恐れられたという。 ●ヘラクレスとラミア ヘラクレスの伝承に、ゲリュオンの牛を追っていたさいに蛇女の情夫になるというものがある。 この蛇女はエキドナであるとも言われているが諸説あり、ラミアとされることもある。 ヘラクレスは12の偉業のひとつであるゲーリュオンの牛を奪うため、彼と戦い打ち倒した。 主を失い逃げ去る牛の群れを追っていたヘラクレスだが、途中で乗っていた馬とはぐれてしまう。 馬を探していたヘラクレスはヒュライアという土地(*6)にたどりついた。 その地の森林の中にあった洞窟で、ヘラクレスはひとりの半人半蛇の女性に出会う。 自分の馬を見なかったかと尋ねてきたヘラクレスに、蛇女はこう答えた。 「馬はわたしのところにいる。あなたがわたしの情夫(おとこ)になって子をつくってくれるなら返してやる」 ヘラクレスは悩んだあげく彼女の出した条件を受け入れてともに暮らした。 ほどなくして蛇女は三人の子供をみごもり、約束通り馬を返した。 しかしそれは彼女のもとからヘラクレスが去っていくことを意味する。 彼女はヘラクレスを引きとめはしなかったが、子供たちをどうするのか彼に聞いた。 ヘラクレスは自分の弓と、金の杯がつけられた帯を渡してこう言った。 「この帯を俺と同じように身につけ、この弓を俺と同じように引ける子をこの地に残せ。そうでない子はこの地から追い出せ」 その後蛇女は三人の息子を産み落とした。 そしてヘラクレスの言葉通り、子供らに彼の弓と帯を渡してみた。 するとただひとり三男だけが、これらを父親のように扱うことができた。 この子スキュテスは長じてこの地の王となり、スキタイ人の始祖となったという。(*7) ●その他の伝承 上記のほかにも、パルナッソス山のふもとの都市デルフォイにいた怪物シュバリスや、 レスボス島で子供をさらい血を吸う女幽霊ゲローが「ラミア」とも呼ばれている。 またポセイドンの娘にも「ラミアー」という名の女性がいて、よく孫の方と混同される。 それからギリシャ神話において「ラミア」とは子どもを狙う魔物や吸血鬼全般を指す言葉として用いられていたようで、 上記のほかにも複数の伝承でその名が確認できる。 ○中世のラミア 古代においてメソポタミアからギリシャへと伝わった子供を狙い血を吸う怪物ラミア。 その伝承はさらに古代ギリシャを飛び越えて、後の時代の各国へと伝わっていった。 古代において「女性と蛇を組み合わせた姿で、子供らを襲い血を吸う魔物」は割とポピュラーな存在である。 その中でも後代に強く影響を与えたギリシャ神話に登場したラミアは、そういった魔物たちを代表する存在として扱われるようになった。 その名前は「鬼女」「夢魔」「女吸血鬼」を意味する言葉となり、多くの魔物たちが「ラミア」と呼ばれた。 そしてラミアはかつて神から魔物になったようにその性質を変えていき、さらに数々の魔物と一体となっていったのである。 ●エムプーサ 凶器にとりつかれ魔物と化したラミアは、その後同じギリシャ神話の夢魔エムプーサ(*8)の一員となったと伝えられる。 エムプーサとは冥府の女王ヘカテーの配下とされる夢魔・吸血鬼。 人間の女性あるいは雌犬のような姿をしており、コウモリの翼とかぎづめのついた手を持っている。 その足は青銅のサンダルを履いているとも、片方が真鍮・青銅製でもう片方がロバの足ともされる。 彼女らは優れた変身能力を持っていて、美しい女性や獣に化けて人間に近づく。 そして若い男を標的として狙い、眠っているところを悪夢を見せ血をすすったり、ときには交わってからむさぼり喰うこともあるという。 ただ悪口に弱く、大声で悪態をつかれるとすっとんで逃げていくと言われている。 エムプーサの一員となり同一視されるようになったラミアは、子供だけでなく若い男を誘惑する淫魔としての性質を与えられたのだ。 ●リリスとリリム アダムの最初の妻であり、サタンの妻ともされた魔王妃リリス(Lilith)。 そしてリリスの複数形をその名の由来とし、リリスの娘らとして扱われた女悪魔リリム(Lilim)。 聖書に登場する悪魔として有名な彼女らだが、その起源はキリスト教成立よりもさらに以前で ヘブライ(古代イスラエル)、さらには古代バビロニアまでさかのぼる(*9)ことができるという。 彼女らは妊婦や男の子・男の赤ん坊を狙う悪霊だとされていた。 リリス・リリムは古代ギリシャにおいては「ラミア」「エムプーサ」と呼ばれ、さらにキリスト教においても「ラミア」と訳された。 またリリスはしばしば蛇とともに描かれたりアダムを誘惑した蛇とされたり、蛇との関係性が深い。 そのため彼女らもまたラミアと同一視されることとなったのである。 そして中世においてリリムが男を誘惑する淫魔として扱われるようになるとラミアにもその属性がつたわり、 ラミアの「若い男を誘惑する魔物」というイメージは確固たるものとなったのである。 ●その他 ブルガリアには彼女と同じ名前の「ラミア」という魔物が伝わっている。 再生能力をもった多頭の蛇で、人間特に若い娘の血を好むという、ヒドラとラミアが混ざったような魔物である。 あとラミアはアフリカに渡ってラミアイ(Lamiae)と呼ばれる子どもを狙う魔物となり、 それがさらにローマに伝わって死霊をあらわすレムレス(Lemures)という言葉のもととなったという説がある。 またユーラシア大陸を横断し遠く中国・日本に伝わって白蛇伝承のもととなったという説もある。 ○現代のラミア 蛇の体を持ち子供や男の血を吸う妖女ラミア。 彼女らはわがままな子供や好色な男をいましめる存在として、世の母親・女性に語り継がれてきたのだろう。 そして中世においては異種婚姻譚の主役として扱われることが多くなった。 彼女はいずれ必ず悲しい別れが訪れるつかの間の恋に身を焦がす悲劇のヒロインとして、男女ともに人気を博したのである。 そうして世の人々に広く受け入れられたラミアは、現在でもなお人々にその名を広く知られている。 ただ、現在のラミアは夢魔・吸血鬼としてより蛇人間としてのイメージのほうが強い。 女の夢魔・吸血鬼としてはリリス(リリム)、サキュバス・ヴァンパイアらがすでに定着してしまっており、 ラミアは半人半蛇の女性という特徴がよりクローズアップされるようになったのだろう。 「半人半蛇の女性」は同じギリシャ神話のエキドナやインドのナーギニー(*10)、中国の女媧(じょか)など世界各国に数多く存在するが、 ラミアはその中でももっとも有名な魔物であり、彼女ら蛇女を代表する存在として認知されている。 そして彼女らはその活躍の場をファンタジー文化へと移し、現代でも幻想世界の重要な構成員をつとめているのである。 【創作文化におけるラミア】 創作におけるラミアたちの役どころは大きく分けると、モンスターか亜人かのいずれかになる。 どちらの場合でも彼女らというキャラクターの重要な要素は「蛇」「男を魅了する女性」のふたつだろう。 ○モンスターとしてのラミア モンスター、すなわち意思を疎通する余地が全くない純然たる敵として登場するラミアは恐るべき存在として人間たちの前に立ちはだかってくる。 ラミアの下半身は人間と同程度の胴まわりの太さをもつ大蛇のものであり、その長さは大きいものだと10数mにも及ぶ。 大蛇の体はその大きさにもかかわらず音も無く這いよりたちまち巻きつき締めあげて、武装した人間さえたやすくひねりつぶすのだ。 そして上半身にもそれに見合っただけの膂力があり、顎の力もきわめて強くさらに牙も太く長く鋭い。しかもその牙はほとんど毒牙である。 その毒は体格に見合った量と強力な毒性をあわせ持ち、彼女らの強力な顎の力と鋭く長い牙で打ちこめば人どころか巨大な怪物さえ倒しうる。 それに彼女らは歌声・視線で人(特に男性)を魅了することができ、さらに人間並みの知性でもって策略や魔法を駆使してくる。 ラミアは巨大な毒蛇と蠱惑的な悪女、精強な戦士と老獪な魔術師の力をあわせ持った非常に危険な魔物なのだ。 彼女らと同等以上の戦力を持ちかつ誘惑を受け付けない女性の味方がいない限り、熟練の冒険者らであっても苦戦は免れないだろう。 ○亜人としてのラミア ラミアが亜人種(デミ・ヒューマン)、つまり人の近縁種・隣人として登場する場合にはたいてい人と心を通わせることができる存在である。 友好的であれ敵対的であれ、彼女らは人に対して無関心ということはあまりない。 なぜなら人間の男性は彼女らにとって重要な恋愛対象であるからだ。 ラミアは蛇人間の中では比較的人間に近くかつ種族ごと女性であることが多い。 頭だけ人間であったり男性であったりする場合はあまりラミアとは呼ばれないだろう。 さらに夢魔であった頃の名残りか自分たちから積極的に男性を誘惑してきがち。 人間に近い心身を持ち男性の同族がいないラミアたちが人間の男性を身近な恋の相手として見るのはむしろ自然なことであるのかもしれない。 なので彼女らは人間らの良き友人、時には恋人にさえなってくれる。 その時にはモンスターとしての恐ろしさがそのまま頼もしい力強さに変わる。 戦闘も魔法も恋のかけひきもなんでもござれの心強い味方となることだろう。 しかし彼女らは、魔物の中では比較的人間に近いとはいえ、それでも明らかに異形な存在であることは変わりない。 たとえ心を通わせることがあったとしても、下半身が大蛇である彼女らが人とともに暮らすのは並大抵のことではない。 人間の男とラミアの恋はしばしば悲恋に終わる。 そして、それだからこそ、その想いが狂おしく燃え上がるのだろう。 詳しくは次の項目にて。 ○恋愛対象としてのラミア 現在の萌え・エロ文化において一つの大きな分野を形作るモンスター娘。 獣娘から発展したであろうこの分野においてラミアは代表的なキャラクターのひとりである。 というよりも「モンスター娘」のルーツのひとつがこのラミアであるといっても過言ではないだろう。 なぜなら彼女らは古来からの神話・伝承の時点で、現在のモンスター娘の要素をすでに確立していたからだ。 ラミアは元来夢魔であり、男を積極的に誘惑する存在である。 彼女らがモンスターとして現れた時に用いる魅了手段は、恋愛においてはそのまま駆け引きの道具になる。 視線・歌声・魔力、そして人間の女性も用いるであろう「女の武器」を駆使して意中の男性をものにするのだ。 これらはリリスやサキュバスといった淫魔たちも当然のように行ってくる。 しかし翼や尻尾など隠そうと思えば隠せるものしか持たない彼女たちと違って、 下半身が大蛇のラミアは明らかに人とは違う異形の存在である。 一目見てそれとわかる異形・異質の存在と、心を通わせ情を交わし結ばれる。 これこそが創作における恋愛対象としてのラミア、ひいてはモンスター娘そのものの存在意義だろう。 それを象徴するジャンルが前述した異類婚姻譚である。 ラミアは同じく異形の下半身を持つ人魚と違って陸地に生息し、人との距離はより近い。 その分出会いもより多くなるが、それはすなわちいさかいや別れもより多くなることにほかならない。 そして爬虫類の肉体は、他の生物のそれよりも強い警戒心・嫌悪感を人にもたらす。 ラミアはミノタウロス・ケンタウロス・ウェアウルフなど、女性化しても獣娘とそれほど変わらない彼女らともまた異質な存在なのだ。 そんな彼女らは人と恋をすることはできても、愛をはぐぐむのは難しい。 人間社会ではともに暮らせない彼女らとは、いずれ別れるよりほかにないうたかたの恋しか望めない。 仮に包容力のある社会であっても、恋する男とはまるで違う自分の肉体を見つめて葛藤しないことはまずないだろう。 しかし障害を抱えているからこそ恋心はなお一層燃え上がるもの。 だがラミアはそんな障害をものともせずに、魔物の力と欲望で果敢に男性を魅了し誘惑していく。 しかしそれでも大蛇の体と本能はふたりに平凡な恋を許さず、彼女は人の心と想いでもって思い悩む。 そんな人と蛇と魔の間で激しく揺れ動く心は、彼女と愛する男を突き動かし、周囲さえも巻きこんでいく。 そんな豊かな感情をもちうるからこそ、ラミアは人と魔物との恋のストーリーを力強く牽引していく理想の主人公になれるのである。 ただし恋愛の障害にはなる蛇の体も、エロ視点から見るとこの上ない長所ともなりうるのだ。 ○エロ要員としてのラミア そもそもの伝承において男を性的に魅了し蹂躙する存在であったラミアは、 現代でも当然のようにファンタジー世界の主要なお色気・エロ要員として活躍している。 美しい容姿と豊満な乳房を持つ女人の上半身と、なめらかな鱗に覆われなまめかしくうねりくねる大蛇の下半身の組み合わせは 見る者に性的なものを想起させずにはいられないだろう。 それから蛇は交尾の際、お互いの体をからめあう。 ラミアも交わる際には上半身で抱き寄せたうえに下半身をぐるぐるとまきつけてから男を迎え入れる描写が多い。 これは海外において「ロールミー」という名称でもって呼ばれる性的嗜好の一つである。 女体と蛇体に隙間なく包まれうずもれれば、男は文字通り虜(とりこ)となってしまうだろう。 さらにちろちろとのびる細く長い舌は体のおもてをくまなくくすぐり、牙の毒は体のなかを心地よくしびれさせる。 さらに妖しいまなざしや艶やかな声、恋の魔法で心をとろかされれば堕ちない男はまずいない。 神話の時点でエロ要員としてすでに完成されていたラミアは、いまなおその役割を変わることなく果たし続けているのだ。 【主な登場作品】 この項目では上半身が人で下半身が蛇、かつ種族名が「ラミア」であると明記されているキャラクターをとりあげる。だから『べるぜバブ』とかはナシね。 種族名がはっきりしない蛇女や、ナーガやメデューサなどの別種は除外する。 ○ゲーム D Dシリーズ:前述の通り。なぜか半人半獅子。高位種は神話通りの半人半蛇である。 ソード・ワールド2.0:魔物寄りの亜人種「蛮族」の一種として登場し、プレイアブルキャラクターとして作成可能。生きるために定期的な人からの吸血が必須。かつ繁殖のために異種の男性を必要とする。一日の大半を人化して過ごせる特殊能力持ちのため、人族の街に紛れ込んでスパイ活動をしたり、また逆に人に紛れ込んでひっそりと、または密かに得た理解者と共に過ごしていく比較的人畜無害なラミアもいたりする。 ファイナルファンタジーシリーズ:主に敵として登場。『II』ではイベントボスをつとめ、王女に化けて主人公に近づき誘惑した。ちなみに『IX』ではかなりブス。 テイルズオブシリーズ:エターニア、デスティニー2、シンフォニアに雑魚敵として登場。上級種にメデューサがいる。 女神転生シリーズ:初作から例外なく仲魔になりうる存在として出現。バランスのとれた能力とさまざまな魔法・特技を持った扱いやすい仲魔。 アイドルマスター シンデレラガールズ:ミニゲーム「ダイスDEシンデレラ2」において一ノ瀬志希がラミアに扮して登場。『グランブルーファンタジー』でのコラボ時にもこの時の衣装が採用された。 ○漫画・アニメ モンスター娘のいる日常:メインヒロイン格として「ミーア」が登場。積極的・情熱的で、かつ一途な性格。種族としては女性の上半身と巨大な蛇の下半身というオーソドックスな容姿を持ち、味蕾が少ない、変温性、下半身の蛇の部分は定期的に脱皮する、熱を視覚情報として捉える天然サーモグラフィー機能が目に備わっているなど、蛇の身体特性を持つ。女性しかいない種族であるため、種の存続のために人間の男性を連れてきては『一族の夫』とし、一対多のハーレム状態で交わるのが風習となっていた。そのためか、ミーアの母親曰く「ラミアの娘はテクニシャン揃い」で、かつ、ラミアに嫌悪感を持つ男性を誘惑するための媚香などが開発されているらしい。ちなみに人間の男性と交わる都合上、基本的に下半身は蛇だが性器は人間の女性のそれと同じ形状をしており、前に貼り付ける特殊なショーツを身に着けている。 ○18禁 もんむす・くえすと!:モンスター娘を主題として扱うだけあって、メインヒロインとして(『ぱらどっくすRPG』ではヒロインの一人)「アリス」が登場。魔王の正当血統であり、遺伝子的には純粋なラミアとは異なるのだが、容姿的には青系の肌に紋様が走るなど、人外要素が強めで立派な蛇の尾を持つ。魔力も膂力も非常に高く、ムフフな夜はもちろん戦闘面でも超頼りになるお手本のようなラミア。どちらかと言えば冷静で知的な性格であり、思慮深い面が大きいものの、一度怒らせたら容赦なく捻り潰してくるモンスターとしての恐ろしさを備えている。また気に入った相手を徹底的にねちっこく搾り尽くすその姿はまさに蛇の化身。湿っぽい情熱的な交尾を好む。人間に比べれば巨体ゆえか大食いであったり、美味しいものに目がないグルメだったり、人間っぽい可愛らしい一面も。なお『ぱらどっくすRPG』ではとある原因でロリ化してしまっており(*11)、そのため豊かな胸や妖艶な女としての女性的な魅力が抜け落ちたロリラミアというちょっとレアな状態に。え? それでえっちなことはできるのかって? 大丈夫、そのための人外娘だよ。やったね!(※この作品ではラミア種そのものが食物連鎖の上位に位置する種族であり、基本的に強い。肉食。 色々な個体がいるが何を間違ったのか、心底から神を崇めるシスターラミアなんてのもいる。 でも魔物娘だからえっちなことをする。通常種よりSっ気が強いのはたぶん気のせいじゃない) 魔物娘図鑑:こちらもモンスター娘をメインに扱うコンテンツ。上記もんむす・くえすと!のヒロインアリスは、このコンテンツの管理者健康クロス氏の手によるデザインである。魔物娘図鑑においてもラミアは代表的なキャラクターのひとりで、男性を声で魅了し蛇体で巻きしめて愛するという上記の性質のままに初期のころから登場している。 編集・追記は彼女の情夫となって子供をもうけてからお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 蛇のウロコの滑らかな質感も人間の肌の柔らかな感触も両方併せ持つ素晴らしき存在 -- 名無しさん (2017-11-26 03 47 16) 作成乙です。確かスパロボOGにもこの名前を持つキャラがいた気が。 -- 名無しさん (2017-11-26 04 25 40) くそっ、おうじょに ばけていたな! -- 名無しさん (2017-11-26 08 36 34) サム・ライミ監督の映画「スペル」にも呪いとして登場していたな。 -- 名無しさん (2017-11-26 08 48 14) ↑2 W17ことラミアのことか。ついでにいうと同じ半人半蛇の怪物が元ネタのW16ことエキドナもいる -- 名無しさん (2017-11-26 10 00 20) FF9じゃダサい見た目だったがなんであんなのに誘惑されるんだよ?www -- 名無しさん (2017-11-26 21 19 07) 一ノ瀬志希もコラボイベントではラミアになってた。ただし、被り物だけど。 -- 名無しさん (2017-11-26 23 48 33) 上半身人間下半身蛇の姿で表されるようになったのは結構最近とも聞いたことがあるが -- 名無しさん (2017-11-27 18 02 03) 「FF5」のラミア系の魔物はサボテンダーに先駆けて「はりせんぼん」をぶっ放していた事はあまり知られていない -- 名無しさん (2017-11-27 21 14 16) なんかの本で「しゃべれないので綺麗な口笛でおびき寄せる」と書いてあった。 -- 名無しさん (2017-11-28 10 05 10) 「悪魔の花嫁」という漫画では子供好きな優しい性格で(ただし目を奪った者には容赦がないが)最後はディモスに人間にされて戦争地帯で身寄りのない子供たちのお母さんになっていた。 -- 名無しさん (2017-11-28 10 07 05) ↑4 それについては、このページでの見解は「ラミアはもともと半人半蛇であった」としています。 私見や憶測が大いに混じるのですがかいつまんで言うと、もとのギリシャ神話ではかならずしもラミアを蛇としてはいません。怪物、野獣としている場合もあります。 けれどもさらにおおもとの「ラミアのもととなった神」、つまりスキタイやリビアで崇拝されていた神やプラトンがアテナの原型とした神は半人半蛇の女神であったことは確かなようです。 -- ページ作成者 (2017-11-28 14 35 03) ↑1続き そして本文で説明した通り「ラミア」という言葉は鬼女、夢魔、吸血鬼といった「女の魔物」を総称する言葉となっていきました。しかしこれはラミアに限ったことではなく、エムプーサもまた同じように数々の魔物を意味する言葉として使われていました。古代ギリシャでリリスがラミアともエムプーサとも呼ばれていたり、あきらかにエムプーサとしか思えない姿の魔物がラミアと呼ばれていたりです。 -- ページ作成者 (2017-11-28 14 39 16) ↑1続き これらは、あちこちの国に伝播していった魔物たちの伝承が、ときに合流したりふたたび枝分かれしたりして交雑を繰り返し、その結果魔物の像に混乱が生じた結果なのではないかと自分は考えています。当時は情報の伝わる速度も精度も現在よりは大きく劣っていましたから、ラミアという魔物の像がなかなか確定されなかったのではないでしょうか。 -- ページ作成者 (2017-11-28 14 48 48) ↑1続き しかし中世から近世にかけて、絵や文章の質や量、それらが伝わる速度や精度の向上がなされると、ひとつひとつの魔物たちの情報がえり分けられて整理されていったのでしょう。 その結果ラミアはおおもとの神のおもかげをとりもどし、半人半蛇の女の魔物とされたのだと自分は思っています。 -- ページ作成者 (2017-11-28 14 52 42) ↑1続き つまり「ラミアはけっこう最近になってから半人半蛇となった」のではなく「けっこう最近になってから半人半蛇に戻った」のだろうというのが自分の見解です。 日本においてかつてことごとく「河童」と呼ばれていたものから水虎や兵主部(ひょうすべ)が再度分化したのと同じことが起きたのではないかと。 むろんこれは自分の私見、妄想に近いものなので、話半分で考えてもらえると。 もし何かこれについて意見があったなら、どんどん編集していっていただけると幸いです。 -- ページ作成者 (2017-11-28 14 58 37) ……ゴクッ…… -- フリオニール (2017-11-28 15 17 46) 古代ギリシャ神話が関わる魔物ってラミア含めて大体がヘカテーのしもべなんだな -- 名無しさん (2017-11-28 21 38 24) ↑1 「ラミア」という言葉自体に「女の魔物全般」という意味がありますので、ヘカテーの異名のひとつ「ラミアの母」とは「すべての女怪の母」という意味かもしれません。 -- ページ作成者 (2017-11-28 22 13 30) ジュウレンジャーが初対面だったせいで、サソリの怪物だと思ってた -- 名無しさん (2018-01-31 17 13 18) タグの「何故かなかなか立たなかった」が違う意味に見える。 -- 名無しさん (2018-01-31 18 36 14) 好みもあるだろうけど自分はすぐ勃ちます。 -- ページ作成者 (2018-01-31 19 13 25) 上半身だけを見せて近づいてきた男を襲うって高層階の窓から降りてくる方のテケテケともちょっと似てるなあとふと思った。もしかして元ネタなのかな? -- 名無しさん (2018-05-26 08 33 55) 四足歩行のバージョンもあるらしい。やっぱり「女の魔物全般」という意味からか?> https //reki.hatenablog.com/entry/160609-Unfamous-Greece-Creatures http //flamboyant.jp/monster/anatomy115/anatomy115.html -- 名無しさん (2018-05-27 10 03 33) ↑これらはかなりあからさまにエンプーサの姿をしてますね。 逆にエンプーサが人身蛇体の姿の怪物とされることもあります。 -- ページ作成者 (2018-06-10 22 47 06) ギリシャ神話には同じ蛇女のエキドナもいるけどラミアは若い娘として描かれることが多いのに対してエキドナは大人のお姉さんという感じで差別化されてるイメージがある。 -- 名無しさん (2019-03-14 16 33 07) 追記条件が無理ゲー過ぎる(笑) -- 名無しさん (2020-09-21 22 26 43) 辺境の老騎士に、独自の設定を追加してアレンジされた「マヌーノ」という種族がいるぞ -- 名無しさん (2020-10-23 09 14 25) ここまでベターマンネタ無し。 -- 名無しさん (2021-11-28 16 32 18) W17のラミアは「半身半蛇の怪物」を「人造人間」という形で解釈して、影鏡を離反した時の「私は自分の足で次の楽園を〜」は「ラミアの名を冠するのに自分の足=普通の人間としての一歩を歩み出す」って表現にしてるんだな -- 名無しさん (2022-04-17 08 22 06) 下半身が蛇なので性癖の上級者向け。 -- 名無しさん (2022-05-27 17 44 52) 下半身が筋肉の塊だろ?消費カロリーどんだけだよ日頃何食べてるんだよ… -- 名無しさん (2022-05-27 20 32 12) 触手系の女性版みたいなものかな(ロールミー) -- 名無しさん (2022-05-27 20 50 19) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/33234.html
登録日:2015/12/04 Fri 11 19 56 更新日:2023/11/01 Wed 21 24 55NEW! 所要時間:約 11 分で読めます ▽タグ一覧 やきもち焼き アニヲタ神様シリーズ オリュンポス十二神 ギリシャ神話 ジューンブライド チート ドS ファーストレディ フェミニスト ポセイドンに匹敵する実力者 ユノ 一夫多妻 三女 下品と品格がある者 不沈艦 全知万能 制裁 多重人格神 天界の主(女王) 女神 守護神 平和のシンボル 悪を射抜く狙撃手(スナイパー) 愛の神 探究者 正妻 母性 秩序 空気の擬人化 終末の裁定者 結婚 腹切りでも生きてる神人 英雄 見た目は青年、心はおばさん(お姐さん) 貞淑 輪廻超越 ■ヘラ 「ヘラ」はギリシャ神話に登場する女神。 オリュンポス十二神の一柱で主神ゼウスの正妻。 名前(貴婦人、女主人)の示す様に、女神の中の女神、神々のファーストレディである。 結婚と母性と貞淑を司るが、夫のゼウスが浮気者として有名なのでアイロニーの効いた瀟洒なエスプリ(高度なネタ)として捉えられている。 沿え名はガメイラ(結婚)、ズュギア(縁結び)、パイス(乙女)、テレイア(妙齢の女性、妻)、ケラ(寡婦)。 ローマ神話ではユノ(ジュノー)と習合した。 「6月(June)に結婚した花嫁は幸せになれる」という言い伝え「ジューンブライド」はこれに由来する。 結婚生活の守り手であるジュノーの名の付く月に挙式すれば、ジュノーの加護が得られる、というわけである。 元来はアルゴス地方の有力な土着神(女神)であったらしいが、ギリシャ民族に征服された事で神話が統合された。 そうした経緯が神話内でのゼウスの配偶神と云う立ち位置と、それをギリシャ全土に知らしめるかの様な盛大な結婚式のエピソードと云う形で反映されていると考えられている。 美しく、威厳と慈愛に満ちた神々の女王、最高位の女神……の筈なのだが、神話では夫の浮気相手やヘラクレスを初めとするゼウスの血を引く英雄達の邪魔をしたり、不幸な目に遭わせようとする姿ばかりを描かれてしまっているので、悪役として捉えられてしまっている場合も少なくない。 ※現在知られているギリシャ神話が元々の信仰の場で語られていた神話では無く、それらを元にして大胆に脚色した二次創作のがメインなのも大きな理由である。 事実、絵画や書籍によっては本来の美しい姿は何処へやら……の鬼婆の様な姿で描かれてしまっている場合すらある。 ……年を取らない神話もあるのに。 彼女の母乳は不死性や驚異的な力を与えるらしいのだが、ヘラクレスの神話以外ではフィーチャーされていない。 また、トロイア戦争では敵対したアルテミス(武闘派でヤンキー気質の跳ねっ返り)を打ちのめす等、ゼウスには流石に適わないが腕力にも自信がある模様。 並の人間どころか強靭な肉体を誇る半人半神ですら至近距離で直視しただけで瞬時に爆死する全力モードのゼウスと普通に夫婦の営みが出来るのだから、神々の基準でも化け物級のタフネスまで備えている。 流石は皆の姉貴。 【出自】 神話ではヘスティア、デメテルの妹(三女)でハデス、ポセイドン、ゼウスの姉(妹分)。 他の姉弟と共に生まれてすぐに父親であるクロノスの腹に呑み込まれていた。 ……後に、ガイアの助力を得た母神レアにより逃がされた末弟ゼウスが成長して全員が解放されると、早速ゼウスの指揮下に入り親神への恩返し(御礼参り)としてクロノス率いるティターンとの十年戦争(ティタノマキア)に参加。 この戦いを経てゼウスと結ばれて最高位の女神となった。 尚、解放された時の生み直しによりゼウスが末子から長男になったのと同じく、三女から長女になった=男女共に長子相続による体制が敷かれたとも解釈される。(元来は政治が不安定で末子相続が基本(*1)となっていたギリシャ地域であったが、政治が安定すると共に征服した他地域の長子相続の価値観がギリシャにも取り入れられたことを示す構図と研究される。) また、異説もあるがヘラはゼウスの三番目の妻である。 既にデミスと結婚してた癖にヘラの絶世の美貌に一目惚れしたゼウスに求婚された時には、結婚してる癖に求婚してきた不埒者のゼウスをかなり警戒。 毎日カッコウに化けて愛を囁き犯そうとまでするゼウスを相手に当初は徹底的に抵抗してセックスすることを微塵も許さなかったが、根負けしたのかヘラ側が「デミスと別れて自分と正式に結婚すること」を自分とのセックスの条件として提示。悩んだ果てにデミスと離婚してヘラと再婚しようやく陥落したとされる。 ゼウスとの間には軍神アレス、争いの女神エリス(後付け)、青春の女神へーべー(へべ)、お産の女神エイレイテュイアを儲ける……が、嫌われ者の軍神(笑)に、オリュンポスにも数えられない影が薄めの女神達と何ともパッとしない顔ぶれ。 因みに、娘達はヘラの仕事の補佐をしており、へーべーは毎年春にヘラがカナトス泉で若返るのを手伝い、エイレイテュイアは出産に苦しむ妊婦を助ける。 エリス?……トロイア戦争引き起こしたよ! ゼウス・ガイア「やったぜ(人間が減る)」 完全なママっ娘であり、エイレイテュイアはヘラに依頼されて本来の仕事とは真逆にレトとアルクメネの出産の邪魔をしている……おーい。 娘とはされていないが、虹の女神イリスもヘラの忠実な部下として知られており、アレスと共に土地達がヘラの言いつけを守るかを見張り、間接的にレトの出産の邪魔をしている……おーい。 鍛冶神ヘパイストスはオリュンポスにも数えられている最も有名な息子だが、ヘラが単体で生んだとされる説が有る為かゼウスの息子にはカウントされていない場合もある。 また、醜い彼を生まれてすぐに捨ててしまったとの神話も残り、後付けにしても母性の神の名が聞いて呆れる様なエピソードも少なくない。 弁護しておくと、別の説ではヘパイストスは両親の大喧嘩を仲裁しようとして頭に血が上った父に天から落とされて片足に障害を負ったとの説もある。 ヘパイストスの妹で青春の娘へーべーも兄同様に両親の夫婦喧嘩の際に、父親に八つ当たりで髪を掴んで吊るしあげられる被害を受けているので、此方の説も結構有名である。 そもそも、ゼウスの子として名高いアテナやアポロン、アルテミス、地上や冥界勤めなのでオリュンポス十二神には含まれていないものの折り紙付きの実力やポテンシャルを持つディケーやペルセポネの他、ペルセウスやヘラクレス等の人気のある神や半神の英雄達は全て先妻や妾の子である……ヘラが逆恨みしたくなるのも当然かもしれない。 更なる異説としてはギリシャ神話史上最強の怪物テュポンをティターンの力を借りつつ単独で生み出したともされるが殆ど語られる場合が無い。 ヘラには、矢張りゼウスと愛人の子であるディオニュソス(バッカス)の幼少期にティターンに襲わせて食わせてしまう神話もあるが、ギリシャ民族の神話に組み込まれる以前にはティターンとは何かしらの関係があったのかもしれない。 シンボルとする聖鳥は孔雀。 ユノの象徴であり、孔雀は古代オリエントで不死の象徴として後にキリスト教にも取り込まれているが、前述の生まれ変わり(若返り)の神話に関連している可能性もある。 神話では後述の百目の怪物アルゴスの死に際し、ヘラが百目を孔雀に飾ったとも、ゼウスがヘラに詫びて百目を付けた鳥として孔雀を生み出しヘラに捧げたともされる。 【神話】 夫への愛情が深く、ゼウスが浮気をする度に喧嘩したり、ゼウス本人ではなく浮気相手や妾の子ども達にちょっかいを出す事で神話を盛り上げるのが主な仕事。 ゼウスもヘラの事を怖れてはいるが、アポロンに扇動されたヘラにグルグル巻きに縛られた結果、マジギレされた時には天上界から重しを付けてぶら下げられると云うハードSMを喰らっており、流石にこの仕打ちには姉貴も耐えきれなかった模様(*2)。 ……尤も、こうしたゼウスとの確執が盛り込まれた理由については征服された者と征服した者と云う民族間の対立構造が反映された可能性があると見られている。 また、ヘラは結婚を司る神であり、「夫のただ一人の伴侶として子を産む」という一夫一妻制における女性の権利を保障する存在であるため、彼女がゼウスではなく浮気相手(ユダヤども)を酷い目に合わせるのは、神としての義務であるという側面もある。 彼女が強硬に振る舞っているからこそ、「他人の夫と関係を持ってはいけない」というルールが世に存在していられるのである。決してただの嫉妬ではない。たぶん 、おそらく、Maybe まあ、情状酌量のじの字も無いのはどうかと思うが、ギリシャではよくあることである。 意外な事に、善良な老人に親切な人間には好意的であり、老女に化けた自分を背負って川を渡してくれたイアソンに対してはアルゴ号の冒険と金の羊の皮の返還を全面支援している。 然し、婚姻の女神らしくイアソンがヘラの取り持ちで結婚した妻のメディア(*3)を捨てたのを機に加護を止めている。 怒らせると自分の子孫にも容赦が無く、ゼウスと不倫した曽孫のセメレは人間や半神が直視すると身に纏う稲妻で致命的な危険が有るゼウスの真の姿を見るように仕向けて焼き殺し、セメレとゼウスの子で自身の子孫にあたるディオニュソスにも迫害を繰り返し、ヘラクレスと戦わせる心算が逆にヘラクレスに一目惚れをしてしまった(*4)孫のヒッポリュテに対しては彼女の部下を扇動して大乱闘を起こした上に、潔白を示す為に無抵抗で弁明を試みるヒッポリュテをヘラクレスに殺させている。 また、恩人の息子を辱めて死に追いやった為に「息子に殺される」と言う神罰を受ける運命になった自身の子孫のライオスが妻にDVを働くわ、自分の子の足を串刺しにして山に捨てるわ、国中の美少年を毒牙にかけるわ・・・の暴政の限りを尽くした挙句に、預言者テイレシアスを通じた自身の最後通告を無視した(*5)際には大怪獣スフィンクスを送り込んで暴れさせている。 流石に実母のレアにだけは頭が上がらない。 【ゼウスの女性遍歴】 別名ヘラ姉貴の復讐リスト暫定版。 ゼウスの浮気に関しては信仰の統合による新たな主神の下に様々な土着信仰を習合させていったり、地方の王家が挙って主神の末裔になりたがったと云うメタい事情があるからだが、その度に神話の盛り上げ役としてヘラの名前も“ついで”に持ち出されたとしか思えない程に出番が多い。 以下に大体の一覧。(こちらの項目も参照) □■順不同□■ ※関係を持った相手→生まれた子供 □前妻 思慮の女神メティス→知恵と戦いの女神アテナ 掟の女神テミス→時間と秩序を司るホーライ三姉妹、運命の3女神モイライ ■愛人 大地の女神デメテル→冥府の女王ペルセポネ 記憶の女神ムネモシュネ→芸術の9女神ムサ(ミューズ) オケアノスの娘エウリュノメ→美の女神カリス達 コイオスとポイベの娘黒衣のレト→予言の神アポロン、狩猟の女神アルテミス アトラスの娘マイア→伝令の神ヘルメス デバイの王女セメレ→酒の神ディオニュソス(バッカス) フェニキアの王女エウロペ→クレタ王ミノス、サルペドン、冥府の裁判官ラダマンテュス アソボスの娘アイギナ→冥府の裁判官アイアコス ヘラの巫女イオ→エジプト王エパポス アルテミスの従者カリスト→アルカディア人の祖アルカス アルゴス王アクリシオスの娘ダナエ→英雄ペルセウス アルゴスの王女アルクメネ→英雄ヘラクレス This is スパァルタ!!王テュンダレオスの妃レダ→人間界一の美女ヘレネ、英雄ポリュウデウケス テバイの摂政ニュクテウスの娘アンティオぺ→アムビオン、ゼトス ポセイドンの子ベーロスとその母リビュエーの娘ラミア→無し(ヘラに殺され、自分も怪物となり果てた) ※異説も多いので一例です。 しかし、メタな理由が多いとはいえ本当に子沢山である。 【ヘラの主な復讐】 ※上記の復讐リストの中でも知られている物。 ■レト編 出産場所を奪う ※地上全て、若しくは一度でも太陽が当たった事のある土地での出産を禁じた。 ※ゼウスを拒絶して浮き島(オルテュギア)に変えられていた妹のアステリアに頼んで出産場所を漸く確保したとされる。 9日9晩も出産を遅らせる ※余りの苦しみように見かねたポセイドンとレア、他の女神達が助け舟を出した程だったと云う。 この他にも、蛇神ピュートーンや妊婦と前後好きの巨人ティテュオスに命や貞操を狙われたりと散々な目に遭っている。 ■セメレ編 人間に化けてゼウスが通っていたのを逆手に取り、自らも乳母に化けてセメレに近づくと「悪い男が騙そうとしてるのかもしれないから本物のゼウスの証として神としての正体を明かす様に聞いた方がいい」と唆した。 ※実行して神の本性に触れたセメレは真ゼウスの光と熱に灼かれて命を落としてしまった。 ■カリスト編 ゼウスの子を生んだカリストを熊に変える。 ※後に成長した息子のアルカスが狩猟でカリストに遭遇。 彼女を獲物に定めたが、天から見ていたゼウスが親殺しをさせまいと親子共々に天上に上げ、これがおおぐま座とこぐま座になったとされる。 しかし、怒りの収まらないヘラ、その後も手を回しておおぐま座とこぐま座を地平線の下に入れさせず、ずーっと天を回っているようにした、とも言われている。 ただし、加害者を「テメッコラー!チーム(ヴァージン・レディース・クラン)の掟破るとかケジメしやがれっコラー!!」とブチ切れたアルテミス総長とする説もある。 ■イオ編 浮気現場を押さえる。 ゼウスが言い逃れの為にイオを牝牛に変えたのを知っていて自分の物にする。 百目の巨人アルゴスを番人に仕立てゼウスが近づけない様にする。 ※ゼウスの依頼を受けたヘルメスにアルゴスが殺されるが、諦めずにしつこい虻をけしかける。 逃げたイオはエジプトまで行ってしまい、結局はギリシャに戻れないままにそこで子供を生んだと云う。 エジプト神話の女神イシスとなったという逸話も。 ■ヘラクレス編 ゼウスの予言を外すべく出産を遅らせる。 乳首を噛まれたのを恨み毒蛇を赤子にけしかける。 狂気に取り憑かせて自分の子供達を殺害させる。 呪われた予言を利用して自分を憎む従兄弟のエウリュステウスの臣下にした上に十二の試練に向かわせる。 ※これらの企みは結果から言えば殆どが失敗したものの、最終的には妻の嫉妬から非業の死を迎える事になる(詳細は当該項目へ)。 しかし、死して天上界に上がったヘラクレスとヘラは和解したともされる。 と、云うか最愛の娘ヘーベーの娘婿となったのだから今更って話ではあるが。 尚、ヘラの母乳を飲んで力を得たからかヘラクレスとは「ヘラの栄光や祝福」の意だと云う……凄い皮肉である。 更なる余談として、ゼウスに依頼されたヘルメスが赤子のヘラクレスに寝ているヘラの乳首を吸わせたのだが、強く吸われ過ぎて驚いたヘラが身体を離した時に飛び散った乳が天の星になったとギリシャ神話では語られている。 ■ラミア編 子供を殺して怪物に変える。 シンプルにしてベストな極めて残酷な仕打ちである。 ※ただし、この神話には複数のエピソードがごちゃ混ぜになっていたり、名称の混同が多いとの事。 ……以上の様に神話では障害となる役回りばかりが目立つが、アルゴ号の冒険で知られる英雄イアソンやアルディア巡洋艦隊を守護したのはヘラである。 ……やれば出来るじゃん姉貴!! 【創作】 ■ヘラクレス(ディズニー映画) こちらではヘラクレスの実母という設定変更があり、原点とは違いヘラクレスを愛情を注ぐまっとうな母として描かれている。ある意味得したかもしれない。 追記修正は浮気夫に泣かされてからお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 女神の嫉妬ほど怖いものはない...... -- 名無しさん (2015-12-04 11 37 17) 象徴の孔雀は、イオの一件で殺されたアルゴスの目を羽根に付けられて産まれた鳥。ゼウスが謝罪のために創造してヘラに送った -- (2015-12-04 11 39 46) ???「お前みたいな奴を人間は『女神』じゃなく『悪魔』って呼ぶんだ!」 -- 名無しさん (2015-12-04 12 02 41) 迷惑だがかわいいBBAってイメージがw -- 名無しさん (2015-12-04 12 03 11) なぜユノと名のつく女は、こんな側面を持つのか。 -- 名無しさん (2015-12-04 12 05 44) ↑ そのユノの元祖だからだよ -- (2015-12-04 12 12 24) まあ、どこの神話の女神も体外 -- 名無しさん (2015-12-04 13 20 27) ミスった・・・ 大概が荒ぶる側面持ちだからな。むしろ強壮な面を期待して信仰されるところがあるから、ただひたすら優しい女神ってのはいない。 -- 名無しさん (2015-12-04 13 23 31) まあ怒るんならゼウスを怒れよと思うわなくもないが、このお姉さんがこうなるのも大体ゼウスの浮気のせいやし。なぜゼウスさまはあんなにもアレなのか -- 名無しさん (2015-12-04 13 37 18) ↑2 ヘスティアさんとイシスさんはどうだろうか。 -- 名無しさん (2015-12-04 13 47 35) ゼウスの浮気とヘラのちょっかいが無かったらギリシャ神話の英雄譚の8割は無くなるっていう。英雄譚=ゼウス夫婦の夫婦漫才とも言えるか? -- 名無しさん (2015-12-04 17 08 11) 浮気絶対許さないウーマン -- 名無しさん (2015-12-04 19 25 29) 一番偉い女神ではあるんだが、やってることだけ見ると邪神にしか見えねぇ… -- 名無しさん (2015-12-04 20 12 26) あるゲームでは夫への怒りを原動力にストレス発散のために双剣を持って自ら戦地へ赴くというキャラに -- 名無しさん (2015-12-04 22 25 08) トロイア戦争の大本の3女神はアルテミスじゃなくてアフロディテじゃないですかね? -- 名無しさん (2015-12-05 01 57 59) メンヘラの語源ってこの女神様からか? -- 名無しさん (2015-12-05 02 10 02) 「ゼウスを拒絶して浮き島(オルテュギア)に変えられていた妹のアステリア」←せめてこういう人くらい助けてやればいいのに -- 名無しさん (2015-12-05 02 10 55) ↑3発端はアフロディテで戦争中に打ちのめされたのかアルテミスらしいですね。これでいいかな? -- 名無しさん (2015-12-05 02 24 42) ヘラクレスがヘラの栄光なのは、元々ヘラの旦那である土着の神だったからとか言う説があるとか。NTRれた嫁の授乳プレイとかやっぱギリシャすげえ -- 名無しさん (2015-12-05 10 30 53) 俺がガキの頃読んだギリシャ神話の本によるとオリオンが「俺にかなう者はいないさ」って言ったのをヘラが聞いてキレてサソリをけしかけたってなってたけどこれも上記の赤字の脚色かな? -- 名無しさん (2015-12-14 15 07 12) ↑妹に男が近づいたのを許せないアポロンがけしかけたってのが多いみたいだけど、アルテミスやヘラの仕業とする話もある。脚色ではなく元々はヘラの話だったのを逆に兄妹にアレンジしたのかもしれないですよ。 -- 名無しさん (2015-12-14 15 15 07) ↑そうなんだありがと -- 名無しさん (2015-12-14 16 49 39) 夫を攻めずに浮気相手とその子供を陰湿に狙うという現実世界では関わりあいたくないタイプの女性 -- 名無しさん (2016-01-27 10 15 06) ただのヤキモチ焼きの美女......なのかな......(疑) -- 名無しさん (2016-03-16 12 24 28) ヤキモチってレベルじゃ… -- 名無しさん (2016-04-18 10 14 46) 高い情報収集能力と監視能力を持っている(けど夫の浮気発見以外だとトロイア戦争ぐらいしか生かせる機会がなかった) -- 名無しさん (2016-11-12 22 10 12) スセリ姫と磐媛皇后を合体させたような印象を受ける。旦那も好戦的なオオクニヌシないしは、狂暴化した仁徳天皇みたいなもんだがww -- 名無しさん (2016-12-02 21 47 24) ゼウス「俺はかーちゃんの下僕じゃないっつーの!」ヘラ「そういうことは下僕みたいに従順になってからいうことよ!」とか妄想すると萌える★ -- 名無しさん (2017-01-10 08 03 32) ゼウスにどれだけ愛を囁かれても体を許さず、テミスと離婚した上で、結婚して正妻とすると誓わせた上で交わったんじゃないっけ。 -- 名無しさん (2017-01-10 10 07 29) 結婚が物凄い大イベントとして喧伝された辺り、本当にギリシャにとっても有力な地方の神様だったんだろうなあ。じゃあ何で息子を蛮族(と嘲ってた)の所の神様にしたんだって気もするけど。 -- 名無しさん (2017-01-10 10 53 20) ちなみにヘベちゃんはギリシャの神々の中でも極希少な穏健女神……というか天然入ってる気がしないでもない。実の父に縛りあげられて窓から吊るされ、ヘラさんが絶叫してるのを聞きながら「新しいお遊びですか」ってニコニコ笑ってたらしいしw -- 名無しさん (2017-04-13 18 27 13) だからパズドラでは悪魔にされたんだなwまさに自業自得ww -- 名無しさん (2017-06-21 10 06 50) 家庭を守る女神なんだから浮気して子供を作るような家庭崩壊を許すなどということは自己の権能の否定であり許されない、デュオニソスが禁酒を勧め、アレスが平和を説き、アルテミスが動物愛護と結婚して専業主婦になることを勧めるようなもの -- 名無しさん (2017-06-21 11 08 16) 英雄で恩恵の受けたのはイアソン一人かな? -- 名無しさん (2017-11-09 09 45 40) 伝承によっては神の権能を規定してるのもゼウスだからなあ…。浮気には怒れという絶対命令、しかして主神には逆らえない。七方塞がりでこうなるしかないとも言える -- 名無しさん (2018-05-02 13 24 26) ↑ なるほど…ヘラも可哀想というかゼウス鬼畜杉というかプレイの一環やろこれ -- 名無しさん (2018-05-02 16 22 10) ゼウスを罰せないから人間を罰する小物 世が世なら倒されるべき悪 -- 名無しさん (2018-05-04 01 01 17) ヘラって神のくせに嫉妬するんだ・・・それにゼウスを殺そうとしないなんて酷すぎる。頭が悪いのか? -- 名無しさん (2018-07-08 16 28 27) ↑ゼウスを殺そうとしないというかゼウスが強すぎるせいで罰せれないんだよね。アイツ主神な上に自分以外の全オリンポス神と戦っても圧勝出来る最強の神だから。その上浮気に対しては罰を与えなきゃならないという理不尽仕様 -- 名無しさん (2018-08-08 02 36 32) ヘラは毎年春になると泉でイライラを洗い落とすので、一時的にピュアモードなヘラとなり、この時には内外共に天界一の美女となるので、その度にゼウスといちゃつく。一生いちゃついてれば世界は平和なのに、神ですら結婚生活なんてうまくいかないんだから困ったもんだ -- 名無しさん (2018-08-08 03 36 42) ギリシャ神話にも、その時の古代ギリシャの価値観にも、ちっとも詳しくないから勝手な想像だが、ゼウスの浮気で浮気相手の方を成敗してるのは、「権力者が伯をつけるために作らせた話」の場合は作った人の都合じゃないかなと思う。そういう話を作るのは嫌だが、嫌というわけにもいかないので、ヘラ様に権力者の祖先を成敗させる事で気を紛らわした。とか -- 名無しさん (2019-02-04 19 04 10) 本来はアプロディテに劣らない程に美しく結婚した夫婦、特に妻側を手厚く守護して身篭った妻にはそっと加護を授ける穏やかで優しい女神らしいんだけどな…。旦那がゼウスじゃなくてもっと誠実で一途な神ならヘスティアみたいな存在だったんじゃないかと思われる。 -- 名無し (2020-03-11 16 12 50) 「お前らもゼウスの子孫だけど俺達のほうが格上だから」ってストーリーのためには相手側をなんとか貶めないといけないので……そこで便利に使われるのがヘラ。結婚という神の定めた決まりを破ったんだから罰せられて格下になるのも仕方ないよね、という。あとゼウスが罰せられないのは男に対する女の立場の低さのせいもある。日本だって姦通罪は女性だけが罪とされ男は許された。 -- 名無しさん (2020-03-11 17 31 57) ↑2 誠実で一途な神って実質ハデス一択じゃん -- 名無しさん (2020-03-11 19 36 35) 嫉妬に狂ったクソババアのイメージ -- 名無しさん (2020-06-10 11 40 25) 神様のくせにみみっちいと言うか、婚約者に制裁を加えると言う支離滅裂なことしか出来ない糞女神 -- 名無しさん (2020-07-15 10 37 00) 神様というキャラクターは現実の人間や人間社会がモデルだから多少はね -- 名無しさん (2020-07-15 11 17 52) ↑5 相手を貶めたいのは分かる。だがそのために主神を強姦ヤリ捨て屑、主神の妻を強姦被害者と出来てしまった子を陰惨に嬲る邪神にするのは分からない -- 名無しさん (2020-07-15 12 49 34) ↑ギリシャは演劇の始まりだから、その題材としてる内に色々と脚色するのが定番化してった感じかね?エジプト神話なんかもギリシャ的に脚色した内に派手でカオスになったなんて話もあったような。 -- 名無しさん (2020-07-15 12 54 49) ゼウスも腐れ外道の元凶だからな -- 名無しさん (2020-07-18 18 39 54) ゼウスに勝てない、その上浮気(その多くは無理やり強姦)の相手を罰する理不尽 支離滅裂 不条理な行動。 -- 名無しさん (2020-07-27 18 03 37) 牛ちゃんなので爆乳かそれ以上のモノを持ってそう -- 名無しさん (2020-08-13 14 12 26) ↑ なんだったらヘラクレスに母乳吸われてるくらい出るだろうし... -- 名無しさん (2020-08-24 02 54 23) トロイア戦争では自身に屈辱を与えたパリスの祖国をまとめて滅ぼそうとする。 おまけに崩壊したトロイから逃げのびたアイネイアスも付け狙う。 ここまでくるとチンピラの疫病神。 -- 名無しさん (2020-10-18 09 53 50) ↑3 ロリ爆乳ヘラは想像するとなかなかイケるな... -- 名無しさん (2020-10-25 14 54 09) ↑そのバージョンなら嫉妬深くて過激とか萌え要素でしか無いな。 -- 名無しさん (2020-10-25 16 59 20) 牛娘ロリ爆乳嫉妬ヤンデレ王女……そう考えるとヘスティア並みに萌属性をオモチで評判の癖に信仰されてた理由が分かるな! -- 名無しさん (2020-10-26 11 43 05) ディズニー映画では割とまとも、というかヘラクレスの産みの母 -- 名無しさん (2021-11-06 17 22 57) ゼウスが強すぎて逆らえないから浮気相手を罰するのはまぁいいとしても、強姦されたり恋人に化けられて騙されたりした被害者と子供まで呪っているから嫉妬深い厄介おばさんなイメージが強い。『結婚』を司ってるっていうのも「こういう面倒臭い相手でも一度したら簡単に離れられないのが結婚だから厄介な面も含めて受け入れる覚悟の上でやれ」っていう教訓を伝えるためにこうなったと考えられなくもない。 -- 名無しさん (2021-11-06 17 53 52) ここまでの所業を顧みると、動機はどうであれGod of WarⅢでクレイトスさんに縊り殺されるのも納得してしまう -- 名無しさん (2021-11-06 18 07 56) ヘラ「いいこと。男の「愛してる」は「欲しい」という意味でしかないの。大切なのは婚姻という契約よ」ゼウス「契約内容をよく読め「妻にする」という約束はしたが「浮気しない」という約束はしていないぞ」ヘラ「・・・・」 -- 名無しさん (2021-11-26 01 23 58) 自己愛の強い神様なんだろうな、と思う。ヘべを溺愛してるのは母性からじゃなくて自分にそっくりだからじゃないのかな…。他の子供はアレス・エリス→嫌ってる、ヘパイストス→虐待、エイレイテュイア→最早出産妨害の道具と酷い有様だし、孫や曾孫も平気で殺すし。もう母性の権能をデメテルに譲った方が良いレベル -- 名無しさん (2022-01-12 19 51 58) ↑ あのゼウスとお似合いよなって -- 名無しさん (2022-05-14 11 56 58) 貞淑な妻には惜しみ無い庇護を与えるが浮気者には苛烈な仕打ち(女神としての責務)を与える女帝さま。 -- 名無しさん (2022-05-24 17 37 34) ヘラの加護を得たイアソンが -- 名無しさん (2022-05-24 18 26 19) やっぱりギリシャ神話にはアテナ以外録な奴らがいねぇ! -- 名無しさん (2022-06-13 09 53 29) 若々しく美しい女神のはずなんだけど、どうしても「白雪姫のお妃様」が浮かんでしまう。 -- 名無しさん (2022-06-13 17 56 34) 加護を与える逸話より復讐系の逸話が多い気がする、? -- 名無しさん (2022-07-08 18 26 47) ↑3アテナもメデューサの美しさに嫉妬して怪物に変えたり、織物の勝負でアラクネに負けたのを題材が不敬とかいちゃもんつけて無効試合にしてクモに変えたりって感じのことしてた筈。 -- 名無しさん (2022-07-20 20 41 25) ↑×4 -- 名無しさん (2022-07-26 15 27 24) ↑間違えました、すみません。 アテナ様もお優しい方だけど神々にたいして不敬な者には容赦しない恐い面がありますね。 -- 名無しさん (2022-07-26 15 29 35) トロイア戦争ではアテナもヘラと同類。 -- 名無しさん (2023-06-27 14 03 03) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/10345.html
登録日:2011/05/14(土) 14 52 05 更新日:2023/10/05 Thu 12 52 34NEW! 所要時間:約 9 分で読めます ▽タグ一覧 yhwh お祖母様 だいたいこいつのせい アニヲタ悪魔シリーズ アニヲタ神様シリーズ ウルトラマン ガイア ガンダム ギリシャ神話 ゼウス被害者の会 ノア ママン 俺にもっと輝けと囁いてくる奴 俺を踏み台にしたぁ!? 元凶 原初神 原神←ではない 多産 大地 大地母神 女神 子沢山 宇宙の真理 最初からこれ 銀河龍 「最初に混沌(カオス)があり、次に大地(ガイア)が生まれた」 ■ガイア ギリシャ神話に於ける大地母神。世界の始まりから存在する原初神。 ローマ神話ではテルース(テラ)に相当し同一視される。 バビロニア神話のティアマト 日本神話の伊邪那美 ロマンシング サ・ガの破壊女神サイヴァ ……らに似る。 混沌(カオス)より生まれた最初の存在で、『大地』その物とも呼ばれる。 ただし、天空をも生み出していることから大地どころか世界その物であるともされる。 ローマ神話でのテルース、テラはラテン語で「大地」を意味するが、古代ラテン語では「地球」を指していたとのこと。 そしてガイアの後にカオスから次々と神々が生まれてゆく事になる。 または、これらの神々はガイアが単体で生んだとする説もある。 カオスは「混沌」と訳されることが多いが、本質的には空間(有限を生むための無限)であるといい、ガイアはその中にあって最初に姿を現した有限の母体たる存在なのだという。 託宣を行う予言の神でもあり、後にアポロンに支配されたデルポイの神託所は大地の裂け目から沸き出るガスでの酩酊より予言を得る、即ちガイアの支配する所であった。 神も人も約束事はガイア(大地)の上で行うことから誓言の神であるともされるが、神話では自分の都合のいいように予言を発したり、後に約束を覆すような予言をしたりもしている。 これより、母なる女神の子等を記す。 ラインナップは以下の通り。(※●→男、○→女) ●タルタロス(奈落) ●エロス(愛) ●エレボス(闇) ○ニュクス(夜) 尚、エロスは後にアフロディーテの従者や息子とされる混乱がある。 そしてエロスの導きによりエレボスとニュクスが結婚。 この二神から、 ●アイテル(澄明) ○ヘメラ(昼) が生まれている。 その後、ガイアは単体で ▲「高い山々」 ●ポントス(海) ●ウラヌス(天空) を生み出しており、これにより大まかな「世界」が形作られる事になる。 そして、ガイアは最後に「自らに匹敵する位に大きな者」として生んだウラヌスを夫とし、ここに第一世代の「神」による統治が始まったのである。 ……次にガイアはウラヌスと交わり、子の世代の神々を生み出す事になる。 ※以下にラインナップ。 【男神】 ●海流神オケアノス ●知識の神コイオス ●太陽神ヒュペリオン ●星と星座の神クレイオス ●武器と死の神イアペトス ●農耕の神クロノス 【女神】 ○記憶の女神ムネモシュネ ○掟の女神テミス ○泉水の女神テテュス ○予言と託宣の女神ポイベ ○輝煌の女神ティア ○大地母神レア この六神ずつの男女神を併せて「ティターン十二神」(「ティタン神族」「巨神族」とも)と呼ぶ。 更に励んだ二神は次に異形の巨人族を生む事になる。 ▼ヘカトンケイル 五十の頭と百の腕を持つ巨人三兄弟。 ◆ブリアレオス ◆ギュエス ◆コットス ▼キュクロプス(サイクロプス) 一つ目の巨人三兄弟。 ◆アルゲス ◆ステロペス ◆ブロンテス ■神の時代の終焉 【崩壊の序章】 ……だが、ここで円満と思われた夫婦の関係に亀裂が入る事になる。 ウラヌス「キモ……醜い巨人はオレの美しい世界にいらんから捨てるわ」 ガイア「はぁ!?」 ウラヌスはガイアの非難も聞かずに巨人を縛り上げるとガイア(大地)の胎内……更に奥深くにある『タルタロス』(奈落)へと閉じ込めてしまった。 ……如何に夫の決めた事とは云え、腹を痛めた我が子への処遇に怒り心頭に達したガイアは復讐計画を練り始めるのである。 【神々の戦いの始まり】 ガイアが復讐の駒として利用しようと考えたのは我が子「ティターン」であった。 まずガイアはそれまで地上に存在していなかった地上最硬の物資「アダマス」を生み出し、それで巨大な鎌を作り、我が子らにこう言った。 「この鎌で父を罰した者に世界をやろう」……と。 しかし、相手は父にして天空そのものである大神……躊躇する「ティターン」の中にあって、しかし手を上げたのが末子のクロノスであった。 このクロノスは年齢が若いが兄弟で最も知恵(狡猾で残忍な)者であり、尚且つ父にも反発的だった……。 クロノス「ママン!ボクに任せてよ……やっちゃうよ!?やっちゃうよ!?……でも約束守ってね!!」 ……そして、クロノスはガイアに導かれ両親の寝所に潜み、その時を待つのである。 【クロノスの統治】 何も知らぬウラヌスはガイアと交わる為に横たわる彼女の前にニュクスとともに降り立ち(※「夜の帳」の意)、いつもの様に覆い被さろうとした。 ……しかし、その瞬間を待っていたクロノスは父のいきり立った「ソレ」を左手に取ると右手の鎌を振るい瞬時に切り落としたのである。 ……ガイアは夫の股間から滴る血を浴びながらほくそ笑んだ……。 「作戦通り」……と。 こうして約束通り、母から支配者の権利を与えられたクロノスは姉レアを娶り、 新たなる神々の王となり第二世代の「神」の統治……「ティタン神族」の時代が始まる事になる。 尚、一説に依ればウラヌスを襲ったのは長兄オケアノスを除くティターン全員であったともされる。 また、クロノスの血を浴びたガイアは更に、 ◆復讐の三女神(エリニュス) ○メガイラ ○アレクト ○ティシポネ ▼巨人ギガス ▽ニンフ ……を生み出している。 また、これとは別にクロノスが大海に投げ捨てたウラヌスの「アレ」より生じた泡から、後に ○愛と美の女神アフロディーテ ……が生まれている。 【新たなる復讐】 こうして開始されたクロノスの統治だが、その政権は他ならぬ後見人であった筈のガイア自身にケチを付けられる事になる。 「お前もいつか子らによって王座を奪われるであろう」 このガイアとウラヌスの予言にクロノスは知恵(迂闊で残念な)者なだけに怯えた。 マジで怯えて妻レアとの間に生まれた子供達を次々と腹に飲み込む暴挙に出た。 ……ちなみにガイアがこんな予言をしたのには理由がある。 前述の様にウラヌスとの諍いのそもそもの発端となったのはウラヌスが巨人族をタルタロスに幽閉した事であり、 ガイアはクロノスが巨人族の幽閉を解いてくれるのを期待していたのだが、 臆病なクロノスは一度は約束を守るフリをしながらも再び彼らを閉じ込めていたのである。 ガイア「……F××K!!」 つまり予言とは名ばかりの予言の名を借りたガイアの「呪い」であった。 ……そしてガイアは更に駄目押しとして、五人もの子供を飲み込んだ夫の暴挙に泣き付いて来たレアにアドバイスを与える。 先ず、ガイアは丁度六人目の子供を妊娠していたレアをクレタ島に導き、クロノスが気付く前に出産を済ませると、その子を受け取り、 替わりに産着に包んだ石をクロノスに渡す様にレアに指示したのである……。 ……そう、この時に生まれたのが後の全能神ゼウスであり、ゼウスにより解放される事になるのが第三世代の神々「オリュンポス」であった。 以降の神話については各、当該項目を参照されたし。 ちなみにゼウスはマジでクロノスやウラヌスより聡明だった。 従兄弟にあたる思慮の女神メティス(オケアノスの娘)の協力を得て兄弟(ポセイドン、ハデス、ヘラ、デメテル、ヘスティア)を解放し軍勢を整えた後に、 ガイアの言う通りに巨人族を解放し、その力を借りたのだ。 そして、ゼウスは父たるクロノス率いる「ティターン」との戦い(ティタノマキア)を制し、その後のくじ引きでも「運」を発揮し(ズルをしたとも言われる)、 遂に自らの時代を呼び込んだのであった。 【ティターンの幽閉】 ……こうして、遂に世界に平穏は……。 訪れませんでした。 ゼウスは「ティターン」との戦いの後で彼らを巨人の替わりにタルタロスに幽閉し、ヘカトンケイルを番人に立てたのだが、 その「ティターン」の幽閉をガイアは気に入らなかったのである。 ……孫世代のゼウスに力は貸したが、気持ち的には子世代の「ティターン」に情があったのだろうか。 やっぱりゼウスにも「お前も我が子に支配者の座を……(rya…」とやっているが、この件はゼウスが戦の女神アテナを生んだだけで、 「無かった事」にされてしまった。 より正確に言うと、クロノス同様に妻にしていたメティスを身ごもった子供ごと飲み込んでしまったのだが、当のメーティスは何と腹の中から彼にアドバイスを送る立場に落ち着いてしまい、予言が果たされなくなった。 神の預言は絶対であり、その運命を覆したゼウスは運命から逸脱した存在へと至ったのである。 ……そこで、ガイアはかつてクロノスの股間から滴る血を受けた時に生み出した巨人ギガス達を使い、「オリュンポス」の神々に戦いを挑む事になる。 ……これがギリシャ神話に多く語られる神々と巨人の戦い(ギガントマキナ)である。 この戦いは熾烈を極めた、流石にメインイベントだけあり、物語は最高潮である。 …しかし、ガイアの予想以上にゼウス率いる孫、更にはひ孫世代の神々は強かった……。 これに加えて英雄ヘラクレスらの力も借りたゼウスの前に、 遂にガイアはタルタロスと交わり生み出した最強の怪物テュポンを刺客として送り出す事になるのだが……。 ……お祖母様は敗北致しました。 ただし、ゼウスは一度は敗北している。が、テュポーンが深手を負っている隙に色々協力を得て逆襲に成功したのである。 ……流石に全ての手駒を失ってはガイアもゼウスの統治を認めざるをえず、そして神話の時代は「神」から「人」の物語へ…… そして人々の時代へと移り変わるのである。 ■余談 スクウェア・エニックス開発のアーケードカードゲームLORD of VERMILIONに魔種として参加。 きわどい衣装に身の丈以上のドリルに跨がった女性として描かれている。 裏のテキストから鑑みるとこのドリルは旦那のナニなのだが、こんなのどうやって受け入れたのだろうか? また、「アタシを誰だと思ってやがる!!」や「お前の信じるアタシを信じろ!!」といった某天元突破の台詞を言う。 割とよくあることです。 追記、修正は力ずくで揉め事を解決してからお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 実はトロイア戦争の発端だったりする。ガイア「最近人間多くなりすぎて重い」ゼウス「じゃあ戦争起こさせて減らすか。ちょうど息子が結婚するからそれ利用しよう」 -- 名無しさん (2014-02-08 12 10 06) ギリシャ神話おもしれーな。聖闘士星矢での情報しか知らんかったわ -- 名無しさん (2014-02-08 13 09 26) まあここの神話関係の情報も偏ったのやトンデモなの多いけどね。 -- 名無しさん (2014-02-08 13 13 45) ↑2 名前が「ガイア」なのにやってることが根源的破滅招来体じゃんwww -- 名無しさん (2014-03-20 00 35 27) ギリシャ神話はゼウスが横暴だと聞いていたけど、ガイアばあちゃんの内輪もめが一番ひどいな。父親連中のやったことも酷いし同情しないでもないが。 -- 名無しさん (2014-06-12 13 05 28) 美の神が神のちんちんから・・・・・パネェな。 -- 名無しさん (2014-06-12 13 31 14) ギリシャ神話の創世神話とは、全てを支配しようとする闇の母から男(子供)が脱却していく過程であるとも言えます。 -- 名無しさん (2015-02-07 10 22 19) 子供たちのことを考えて自重すべきだったな。 ゼウスたちが気に入らなかったとは言え、結果は結果だから。 クロノス一人抑えられなかったガイアが支配者にならんでいい -- 名無しさん (2015-04-02 07 24 16) ガイアに関しては支配権の問題じゃなく子や孫に対する庇護から発してるものだけどな。母や祖母として子や孫が冷たいタルタロスに幽閉されるなんてのは見たくなかろう。まぁ立場が立場だけにとんでもない神話大戦になっちまうんだがw -- 名無しさん (2015-04-02 08 16 32) ↑しかもガイアにしたらでかくなった子どもを子宮内に押し戻されるわけだからな。 -- (2015-12-04 16 53 05) お前だ。いつもいつも脇から見ているだけで、人を弄んで -- 風見裕也 (2016-05-18 05 49 34) 割と勘違いされがちだけどカオスの娘じゃなく妹なのよね だからゼウス達はカオスの直系ではなく傍系の子孫になる -- 名無しさん (2018-08-31 17 49 10) ↑カオスは父ちゃんや兄ちゃんじゃなくて家って呼んだ方が正しいのかも。 -- 名無しさん (2018-08-31 18 30 48) テュポーンの敗北後はなんやかんやゼウスとガイアは和解したらしく、ガイアが「人間が増えすぎて重いし、英雄共があちこちで戦争して身体の表面が痛くて我慢できないからなんとかしてくれ」という頼みにゼウスが答えたのがトロイア戦争のそもそもの始まりだとか -- 名無しさん (2021-06-21 22 09 40) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/cbdb/pages/1181.html
ギリシャ神話に登場する神 ○ ゼウス デメテル ヘルメス × ヴィーナス ネプチューン オーディン ブラフマー ヴィーナス